スポーツと股関節

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どんなスポーツでも股関節と肩の柔らかさと姿勢は大切です。その中でも・・・今回は股関節!
最近はゴルフでも「股関節を使うスイング」のレッスンが多くなってきています。

例えば、股関節の可動域を広げるストレッチ体操の説明などが書かれたレッスン書も見受けられます。でも、それだけでは説明が不十分です。ある姿勢を取り、正しい股関節の動かし方をしないことには股関節を使った・・とはいえないのです。

「腰を回して・・・」という表現が多くのスポーツで使われますが、人間の骨格上、腰はほとんど回せません股関節が動くことによって、骨盤から上の体幹が回るのです
また、腰を回さずに股関節を使って身体をひねるためには、あらかじめ準備が必要です。
ある姿勢を取りさえすれば、股関節が動き出すのですが、その時に必要な姿勢が、正しい姿勢から股関節でおじぎをするようにお尻を突き出して身体を折り、その後に膝を少し曲げるというもの(上左)ですこのようにお尻を突き出した状態の腰、骨盤の状態「骨盤が前傾している」といいます。また、「骨盤が後傾している」とは逆に腰の骨が後にカーブを描いている状態(上右)をいいます。
この時の「骨盤が前傾している」状態と大腿骨という太ももの骨の角度が一定以上にならなければ股関節の靱帯が邪魔をして正しく動きません。二足歩行をする為に、立位で身体を安定させる必要から、股関節の靱帯は非常に強くできています。

d0133145_20492139.jpgしかし、この姿勢を取ると股関節の中の強くて堅い靱帯(恥骨大腿靭帯・腸骨大腿靱帯)の一部がゆるむために、ある角度まで、股関節の中で大腿骨という骨が動きやすくなります。また ある角度(股関節が約45°回旋した位置)になると、この中の一部の靱帯(座骨大腿靱帯)が緊張し股関節の回旋は止まってくれるのです。体幹を「動かしたい時」と「止めたい時」のどちらにもこの靱帯が作用します
これが「骨格で支える姿勢」のメリットです。(深部腹筋、背筋下部と骨格で支える)
このため、骨盤からつながる上の体幹を、体幹軸(頭を含む体のセンター軸)を動かさないまま、スムーズに回旋させ、止めたいところで止めることができます。
この正しい姿勢は曲げる角度や足の位置などのいろいろなバリエーションで、テニスのレシーブ、野球の守備やバッティング、バレーボールのレシーブ、相撲の立合いや走る姿勢、ゴルフのアドレスにまで応用できる姿勢です。「反復横跳び」をこの姿勢でやればすぐに体感できます。
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この姿勢が確保できたときに、体幹を動かしてくれる筋肉が腸腰筋です。腰椎の前と骨盤の前から大腿骨につながる筋肉で、この状態では片側の腸腰筋が収縮したときに反対側に体幹が回旋していきます。同時に反対側の内転筋や下腿の筋肉が働けば、体幹軸(頭を含む体のセンター軸)をずらすことなく体幹を回旋させることができ、視線の確保をしながら大きなパワーを蓄積することができます。この蓄積したパワーは反対の回旋動作によって体幹を戻してやることで開放されるのです。
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イチロー選手の構えは明らかに右の姿勢が良く、身体の動きがスムーズになります。 
左が股関節後傾で、右が股関節前傾です。ズボンの横のラインで骨盤と大腿骨の角度がわかります。また、肩も左はいかってますよね。肩の動きも悪くなります。
非常にわかりやすい写真です。

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by s-onisi-seikotuin | 2012-10-13 20:26 | スポーツ | Comments(0)  

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