ためしてガッテン 筋膜性疼痛症候群

前回の「ためしてガッテン」のテーマは 「がんこな肩こり」を治す でした。

「肩こり」がテーマということが私にとっては気にいりませんが

肩や首のコリの原因に「筋膜=ファシア」が上がってきたことに一定の評価をしたいと思います。
 
「筋膜」という表現は、単純に「筋肉を覆っている膜」ととらえてしまいがちなので、誤解されやすいですね。
「筋膜」ではなく、「ファシア・・fascia」という表現が正しいと思います。
私のブログでも紹介している「ファシア」のことです。

浅層ファシアは、皮膚の下の体を脂肪層とともに覆っている層。
その奥に深層ファシアがボディースーツのように全身を覆っていて、軟部組織、筋肉、腱、血管、神経、骨、内臓までを複雑につながっていきます

筋肉の膜と筋肉の膜の間だけではなく、浅層ファシアと深層ファシアの間に水分の少なくなっているような場所(すべりが悪くなっている場所)に問題があり、痛みの原因になると言われています。

番組では「筋膜のシワ」と表現されていましたが、一般の視聴者に対してわかりやすく言ったもので正確な表現ではありません。

②MPS研究会の会長である木村先生も出演され、生理食塩水の注射による治療をされていました。
 
エコー(超音波画像)を患者さんに見せながら、ファシアの重積した場所に生理食塩水を入れます。
同時に、ファシアが水分によってばらけ、痛みが消えることを確認できるという治療
です。
 
エビデンスはこれからのことでしょうが、これによって「痛み」や「可動域」が直後に変化するのは画期的なことだと思います。

前回ご紹介したファシアの治療に有効な「ミオラブ」や、エコーと鍼による治療なども紹介されていました。

「ファシアに対する治療の可視化」が進めば、現在の「ターゲットの間違った治療」の見直しが行われていくかもしれません。
「患者さんの利益」を考えたらそれでいいと思います。
現状、どれだけ患者さんが不利益をこうむっているかを、現場で毎日のように見ている私としては、その日が一日も早く訪れる事を祈っています。
 
③竹井先生の手技について
 
「生理食塩水の注射」や「鍼」による治療だけではなく、「手技」による施術もファシアに対して非常に効果があります。

「注射が苦手」「鍼が苦手」という患者さんも大勢いらっしゃる事だと思います。

番組でも竹井先生の「筋膜リリース」の手技が、エコーで可視化されていました。

手技でもファシアにアプローチできるのです。
 
従来からある「指圧」等を少しアレンジした手技、または、竹井先生のやられていた「筋膜リリース」以外の手技でもファシアの重積した部分を変化させることは可能です。
 
それは、毎日のように筋膜性疼痛症候群(MPS)に対する施術をやっていて、私自身が実感しています。

手技に「微弱電流・・」や「EMS・・ハイチャージ」等の「物療器」を加えることで、さらなる効果(鎮痛や痛みの戻りを減らす事)も可能です。

 
いつも言うことですが、いろんな治療法があっていいと思います。

治療法を選ぶのは「患者さん」だからです。

しかし、最も大切なのは、「ファシア」をターゲットにしたベースの考え方だと思います。

また、「体がゆがんでいるから痛む」とよく治療家は言いますが、「体のゆがみ」と「痛み」はイコールではありません。

「体のゆがみを取ることを優先する治療」ではなく

「痛みを取りつつ、ゆがみも矯正していく治療」をしてくれる治療家、治療所が増えること

が、患者さんにとっての最大の利益になると思います。

いろんなご意見があろうかと思いますが、
一人の治療家として感想を述べさせていただきました。

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by s-onisi-seikotuin | 2015-09-12 22:56 | 治療 | Comments(0)  

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