施術と自己治癒力№2

筋骨格系の症状については特に「筋膜性疼痛症候群」「MPS」を知り、早急に治療をはじめ、「自己治癒力」を高めて早めに治してしまうことが大切です。


「痛みが残るのに、やみくもに筋肉を鍛える運動療法」も疑問の多いリハビリです。
患者さんの自己治癒力が働き始め、痛みがある程度緩和してからで十分に間に合います。
まずは「痛み」を緩和しつつ、状態をみての「運動療法」だと思います。
膝の痛みの緩和がみられた患者さんに、トレーニングジムに通っていただくようにしたところ、ほとんど痛みを感じないで生活されるようになります。
「順番が大切」だということです。


私たち施術家(柔道整復師)ができることは、薬を使わない安全な施術で患者さんの「自己治癒力」を最大に生かせるように持っていくことです

正常な動きが出来ない「関節周囲ファシア」をもとに戻す整復手技
筋肉の無意識化での持続的な緊張を取る手技
筋、筋膜、ファシアなどの動きや組織内循環を改善する手技
筋、筋膜と神経周膜ファシアの動きや組織内循環を改善する手技


などを適材適所に施すこと。
必要な患部は固定し、適切に、冷、温罨法を施すこと。


手技だけでは取れきれない痛みや炎症に対しては物療器の力を借りること
(自己治癒力を促進する物療器の性能を侮ってはいけません)

食事や生活習慣、生活上の姿勢などに対してのアドバイスをすること。
自宅でできるセルフマッサージや体操のアドバイスをすること。



これらはすべて患者さん自身の「自己治癒力」を高めるために行うことです。


私たち施術家は患者さんの「自己治癒力」を高め、自分で治っていくためのお手伝いをしているにすぎません。

自分の施術の能力の範囲の症状かどうかを患者さんに伝えること。
やみくもに「不安」をあおる話をしないこと。

それも大切です。

また、組織の機能改善と痛みの緩和は少し違います
一日も早く痛みを取り、慢性痛になるのを防ぐこと

柔道整復師がお手伝いできることだと思います。




# by s-onisi-seikotuin | 2017-02-26 22:33 | 治療 | Comments(0)  

施術と自己治癒力 №1


体の様々な症状を直しているのは患者さん自身の「自己治癒力」です!

風邪をはじめとする内科疾患であれ
筋骨格系の症状(整骨院で診る症状)も
患者さん自身の自己治癒力が「自分の体を治し」ています。

薬や、手術も同じです。
自分の体は自分自身がなおしているのです。

私たち施術家は、症状を分析し
適切な場所に、適切な「手技」「電気治療」「テーピング」等を施し
患者さんの自己治癒力が働くように、体を治していくための「キッカケ」を与え、治癒のための「補助」をさせてもらっています
自宅での「運動」「セルフマッサージ」「仕事や生活上の姿勢改善」も指導し、一日も早い「治癒」のための努力もお願いしています。

時には、精神的な「呪縛」を取ることもきっかけになります。
患者さんの「思い込み」や「痛みの呪縛」を取ることも施術家の大切な仕事です。
いたずらに「不安をあおるような病名」をつけられるだけで症状が悪化する例が多くあります。

レントゲンやMRIなどの「画像診断」も構造的に問題がない場合には安心感を与える良い面と、
症状と関係のない構造的異常が見つかると、「痛み」を増幅させる危険な面を持ち合わせています。

「脊柱管狭窄症」「ヘルニア」「すべり症」、軟骨がこすれて痛いといわれる「変形性膝関節症」
これらは「病名」が患者さんの心を支配し、治らない「負の生活サイクル」に陥ることがあります。
「病名」や「痛み」が怖くて「安静」をひたすら続ける患者さんが「慢性化」「症状の悪化」への道をたどることが少なくないのです。
背中に力がかかると骨がずれる心配があるので重いものを持てない生活になった。
「腰椎ヘルニア」と言われてから運動することがこわくなって趣味のスポーツもやめてしまった。
軟骨や骨が擦り減らないように運動やウオーキングをやめ、家事も休むようになった。
「このままいくと軟骨が擦り減って歩けなくなる」と先生に言われた
「すべり症」があるためにいつまでも腰痛が治らない。

こんな話が実際に数多くあるということが現状です。
痛みに対する「呪縛」や「思い込み」を取ることが「スイッチ」になって症状も変化していきます。

皮膚
ファシア
筋、筋膜、腱
骨膜
関節
神経周膜
血管
内臓
などが痛みを感じます。
対して
骨、軟骨、半月板、椎間板
神経線維、神経根
などは痛みを感じません。

このような「痛み」の基本、「MPS症状」と「しびれ」、「麻痺」の違いを患者さん自身に知ってもらうだけで治る症状もたくさんあります
適切な「施術」とはそういうものだと思います。

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# by s-onisi-seikotuin | 2017-01-29 15:53 | 治療 | Comments(0)  

アキュスコープと足関節捻挫

おおにし整骨院にもたくさんのアスリートが来院してくださいます。

ちびっ子アスリート、中学生、高校生、スポーツが趣味のアスリートから
プロフェッショナルのアスリートまで

いろいろな症状で来院されますが、多いのはやはり「足関節捻挫」です。

剥離骨折や筋損傷を併発されていることもあるので見逃してはいけません

また、一カ所だけの足関節捻挫ですまない場合もあるので
それも頭に入れて施術していきます。

骨折、脱臼などが排除された場合でも関節のズレ(捻挫)は必ず確認しなくてはいけません

レントゲンやMRIでそれらが排除されたとしても、ほとんどの場合で関節のズレ(捻挫)は起こっていると考えられます。

保存療法を真骨頂とする「柔道整復術」ではそれは必ずチェックします。
実際に「手で触る」ことで患部の状態を探ることが基本である「柔道整復術」の長所です。

組織(靭帯)を損傷している痛みよりも、関節のズレによる痛みの方が強い場合が多いのです。

足関節捻挫などで、「歩くときに体重をかけることができない」場合でも、足関節の調整(整復)をした時点で痛みが変化し、その場で「体重をかけることができる」ようになります。

これをしていないで、固定(ギプス、シーネ、テーピング)を行うと、その後の痛みが増強され大変なことになります。

当院で使用する「アキュスコープ」「マイオパルス」は、このような「急性症状」「けが」に対しても非常に効果的です。
ベッカムが骨折の時に使用したことで有名になりましたが、多数のアスリートが「アキュスコープ」「マイオパルス」を使い、「ケガからの早期復帰」を果たしています。

「アキュスコープ」「マイオパルス」の使用には熟練も必要ですが、その効果は使っている私たち施術者が、毎回驚かされるくらい素晴らしいものです。

「試合までに何とか間に合わせたいアスリート」

「ケガと付き合いながらも成績を残したいアスリート」

「1日も早くケガを治したい一般の患者さん」

ぜひ、一度「アキュスコープ」「マイオパルス」と「柔道整復術」を体験しにきてください。

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# by s-onisi-seikotuin | 2016-11-20 21:10 | 治療 | Comments(2)  

アキュスコープと座骨神経痛様症状

座骨神経痛様症状・・・患者さんにとっては「苦痛」が大きく、1日でも早く治したい症状の一つです。

「痛み止めで自然に治るのを待つ」・・・そんな見放した考えでは治るものも治らない!
「ヘルニアや脊柱管狭さく症の手術」・・・怖い!・・・100%治るとは言われなかった


この症状の原因は、脊髄神経線維そのものの問題ではなく

筋、筋膜、関節周囲のファシアや神経周膜ファシアがトリガーポイントになった痛み

MPS(筋膜性疼痛症候群)の一つだと考えられます。


では、なぜ治療が難しいのでしょうか?


筋、筋膜のトリガーポイントに沿って痛みが放散(別の場所に飛ぶ)するパターンが多いのですが

それが原因のすべてではないことが、この症状を施術、緩和させるのに難しい問題となっているのです。

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(一般的なトリガーポイント)









ある人は、定番の筋、筋膜からのトリガーポイントが原因の痛み
ある人は、座骨神経を覆うファシアが原因の痛み
ある人は、腰部の関節周囲のファシア(筋、筋膜も含む)が原因の痛み


などなど・・・

患者さん、一人一人によってその原因が違っていることが施術家を悩ませます。


それぞれの患者さんの真の原因であるターゲット

筋、筋膜、関節周囲のファシアや神経周膜ファシアを鑑別して

その人に合った治療ポイントを治療しないと効果は期待できません。


もちろん、その症状を生んだ生活習慣の改善

症状を持ってから始まった新たな症状の改善

それも必要です。


まずは、患者さんそれぞれの、原因である筋、筋膜、関節周囲のファシアや神経周膜ファシアを鑑別すること

次にそれぞれの治療ポイントに対して適切な施術を行うこと

これができて、症状が変化していくのです。

また、このことは座骨神経様症状だけのことではありません。


当院では、いろいろな手技で患部の筋緊張や血行の改善をした上で

ハイチャージやアキュスコープという、鎮痛効果のある電気治療器を使い治療をしていきます。

特に、手技などの治療刺激が届かない場所、届きにくい場所へのアキュスコープ通電は非常に効果があります

1回で治せるのか?・・・神様でないので、それは無理です!
しかし、1~3回の施術で明らかに症状の変化は感じることができます

長期間症状をお持ちの方や症状の重い方にも効果があります。

まずは一度治療を体験してみてください!

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# by s-onisi-seikotuin | 2016-11-03 19:46 | 治療 | Comments(0)  

MPS(筋膜性疼痛症候群)への施術

MPS(筋膜性疼痛症候群)とは筋肉や筋膜、ファシアなどの異常や炎症で筋、骨格系を中心に痛みが生じる症状です


レントゲンや、CT、MRIなどでは鑑別することができないのでやっかいです。

「異常」を発見できないことが、MPS症状を発生させる要因となり、治療が手遅れとなった場合は長期かつ深刻な症状になるリスクを持っています。

MPS(筋膜性疼痛症候群)は、まだ世間ではあまり知られてはいません。
それが、患者さんの不利益となり、問題を非常に大きくしています。

しかし、筋、骨格系の症状、特に痛みやしびれを伴う症状のほとんどはこれだと考えても間違いではないほど一般的なものだと考えられます。

座骨神経痛脊柱管狭さく症ヘルニアが原因と言われる腰や首の痛みと関連痛,

ほとんどの変形性膝関節症の痛み、
ぎっくり腰寝違い、
股関節の痛み、首の痛み、肩の痛み、足の痛み、臀部痛,

頸肩腕症候群胸郭出口症候群,

テニス肘、ゴルフ肘、ムチウチ症状、ギブス除去後の患部の痛み,

頭痛手や足のしびれ(多くの手根管症候群、足根管症候群)歩行時痛、

・・・・あるいは、耳鳴り突発性難聴めまい目の痛み
はたまた、胃や内臓だと思っている痛みなどもその可能性がある症状の一つです。

原因は、骨折、捻挫、脱臼、打撲、肉離れなどの直接的なもの
それらの後遺症としてだけでなく
長時間の固定、手術後の傷、持続的な不良姿勢や自律神経失調
繰り返される外力による体のストレス、筋肉の持続的緊張(むくみ?)
などが考えられます。


また、トリガーポイントと呼ばれる真犯人の部位から、ファシアや筋膜、神経周膜などを伝って広範囲の部位にしびれや痛みを飛ばすことも非常に多くみられます
この場合は痛みの出ている部位だけではなく、真犯人を施術しないと完全治癒には至りません

では、MPS(筋膜性疼痛症候群)への施術はどのように行えばいいのでしょうか?

現在では、いろいろな施術が行われるようになりました。


MPS研究会では

医師はエコーを使って、原因部位に生理食塩水を注射する施術
鍼灸師は鍼などによる施術
柔整師は手技や電気治療器による施術

が一般的です。


そして

おおにし整骨院でのMPS(筋膜性疼痛症候群)に対する施術

大まかに6つのアプローチを考えています。

①ファシアの癒着部位(水分の少ないゾル状部位)に水分を満たせるように施術し、発痛物質を洗い流し、滑走を改善、自己治癒力を活性化することで組織を正常に戻すきっかけを作る
*ミオラブやある種の手技による刺激
*ハイチャージ(EMS)による筋肉刺激で周辺組織を機械的に動かす

②筋肉、腱の持続的な緊張状態を解放し、正常化させることで鎮痛、神経筋促通を図る
*筋の短縮位がキーポイント?(カウンターストレイン)
*肩の手技の時などに感じる、ある角度での筋ケイレンに対して、筋緊張を押さえる刺激を与えることで改善
*遠隔から、ある手技での刺激
*アキュスコープ、マイオパルスなどの微弱電流治療

③ポリモーダル受容器他、固有受容器そのものにアプローチし、その興奮を正常化させることで鎮痛を図る
*固有受容器に対する刺激手技
*アキュスコープ、マイオパルスなどの微弱電流治療

④関節周囲のファシア異常(ズレ)をもとにもどし、①②③の正常化に効果的な環境を作る
*捻挫時の関節に対する整復動作
*関節付近のファシア、固有受容器を正常に戻すことによるテンセグリティの回復

⑤慢性化した疼痛に対しては患者の呪縛を取る、大脳の記憶を消す等のアドバイス
*患者さんにとっては「怖い病名」からくる、必要以上の「安静状況」を改善し、積極的に自己治癒力を増強できる環境を作る
*「痛み」を消していく治療を継続し、「大脳」から少しずつ消去していく努力をいろいろなアプローチで行う

⑥疼痛緩和姿勢、継続した不良姿勢からくる、筋緊張や血流不足、ファシアのゆがみによるアンバランスを整え、関連痛等を取っていく
*痛みの波及部位への施術、逆に波及部位から原因部位への刺激施術
*不良姿勢へのアプローチ手技
*ファシアの変化には持続的な力(物理的、時間)が必要
*生活指導、スポーツ時の姿勢指導

いずれにしても、症状が早期のうちに、軽症のうちに「痛み」や「原因」を取ってしまうことです。

心当たりのある方は、実際に「施術」をうけていただくのが一番だと思います。




施術料は、捻挫、骨折、脱臼、打撲、肉離れなどの症状については健康保険適応ですが、

そのほかの症状につきましては「自費施術料金」になります。

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# by s-onisi-seikotuin | 2016-10-10 17:31 | 治療 | Comments(2)