カテゴリ:治療( 63 )

 

膝軟骨再生医療 続き

膝の軟骨が減ることで痛みが出ると言われる「変形性膝関節症」についてもう少しお話します。

何度もブログでお話していますが、軟骨や半月板それ自体には痛覚神経が存在しません
だから、たとえ、軟骨同士がこすれあったとしても、痛みを感じることはないのです。

以前、テレビで東京の整骨院の先生が、膝関節のスペシャリストとして取り上げられ、施術した後に痛みを感じなくなった患者さんが杖を忘れて帰る・・・なんて事が多いと放映されていました。
もしも、軟骨のせいであるなら、その施術中に軟骨が再生したから痛みが無くなったってことになりますね。
でもそんなことはあり得ません。

ゴッドハンド?・・・気功?・・・不思議な術?・・・だからでしょうか?

確かにすごい手技をお持ちだと思います。
でも同じ事が出来る整骨院の先生も沢山いると思います。
大した技量のない私ですら、患者さんを杖無しで帰っていただく事が多々あります。
少しの手技技術を習得すれば、同じ事が可能です。
軟骨を増やすことで痛みを取るわけではないのですから。

膝の軟骨が減ってしまうと、でこぼこになった軟骨同士のかみ合わせが悪くなることで、レントゲン上でも確認できないくらいの微細な「ズレ」=「ロッキング」が起こることがあります。

急な動きやちょっとした動作で膝をひねった(ねんざ)時や、正座崩しで持続的に膝がゆがめられた時などに「ズレ」る事があります。

立つことすら困難な痛みが急に起こります。
微細な「ズレ」ですが、ズレが自然に戻るか、施術者が整復して戻すまで強い痛みが続きます
膝関節が「ズレ」ることによる関節包のストレスが原因ではないかと思います。

こんな場合は、「ズレ」=「ロッキング」を戻してやるのが最も有効な治療になります。

鵞足炎や膝裏の痛みもこの「ズレ」が原因の場合が多く見られますので、当院で膝の状況を診る場合には「ズレ」のチェックは欠かせません。

「ズレ」を戻してやると嘘のように痛みが取れるのです。

もちろん、長時間の「ズレ」の後には、必ずひずみによる炎症が起こると考えられますので、アキュスコープによる治療も欠かせません。


また、こんな微細な関節の「ズレ」=「ロッキング」は膝以外にも起こります。

体重を支える「足」には沢山の小さな関節が存在しますが、ここにも同様の「ズレ」は多く発生します。
少しの矯正、整復だけで痛みは消えてしまいます。

よく言う仙腸関節や腰椎、胸椎、頸椎、時には肩関節にも起こります。
(もちろんレントゲンで見破れない程の微細な「ズレ」ですよ)

これらを見破り、手技で整復(元に戻す)することも、非常に有効な治療であることを多くの患者さんに知って頂きたいと思います。

また、来ていただいた患者さんには、一刻も早く痛みが取れる事を実感していただけるように全力で施術していくつもりです。

☆今年6月、米国整形外科学会では「変形性膝関節症」の治療に「ヒアルロン酸関節内注射」は推奨しないとされました。
この事の意味は非常に大きいですね。

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by s-onisi-seikotuin | 2013-11-04 22:17 | 治療 | Comments(0)  

MPS研究会とお勉強

私はMPS研究会の会員の一人で、施術の指針の一つにMPS(筋・筋膜性疼痛症候群)を取り入れています。
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研究会のメンバーの方々は医師、鍼灸師が多く、トリガーポイント治療においても、注射、鍼がメイン治療となっています。
その他、圧迫性虚血法、指圧、ストレッチなどがありますが、物療器などの電気治療にはあまり触れておられません

しかし、私のような柔道整復師は物療器による電気治療がMPSに効果的であることを臨床上経験しています。
アキュスコープ、マイオパルスなどの微弱電流治療器は体に非常に安全であるばかりでなく、細胞レベルからの作用により、痛みを取る効果が高く、自己治癒力の向上にも優れています。
ハイチャージによるハイトーン治療はミトコンドリア、ATPを増やします。
また、筋肉を電気的に動かして血流を促したり、筋肉の緊張を取ることも同様にMPSに対して効果的な治療です。


解剖学、機能解剖学、生理学、電気治療器の基本を一から見直し、臨床に生かす。

また、自分自身の施術に理論的な解析を求める。

昨日今日と理論的な事を勉強しています。


・・・とか言ってますが、台風によるゴルフ中止の影響ではないのですか?  キミ!

う~ん!  それも否定できません(汗)





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by s-onisi-seikotuin | 2013-09-16 15:24 | 治療 | Comments(5)  

整骨院へ行こう!!推進委員会

8/24(土)堺市民会館にて『整骨院へ行こう!!推進委員会』の第一回説明会があり、私も参加させていただきました。

この会を立ち上げたのは整骨院の先生でも経営者でもない「建築家」の浅野さんという方です。
私の場合は、治療所の内装を手がけて頂いたことが縁でおつきあいをさせて頂いていました。
発起人である浅野会長が柔道整復師でないということにも意味があると思います。

整骨院を利用された患者さんが以外と少なく、そういった方々にもっと気軽に来院していただく事を目的としてこの会を作ったということです。

活動の一つとして、スポーツをする子供達のけがを予防するために、トレーニング方法の指導にグラウンドに出向いたり、体のメンテナンスの方法を教えたり・・・という活動から始めるということです。
私も以前に、地域の少年野球チームやキッズゴルフの大会で、父兄の前で体の使い方の基本をお話したこともあります。
私の学生時代の友人の先生方と、「スポーツをする子供達にけがをさせない為の運動動作」の勉強会を何度も行った経験もあり、その趣旨に賛同したため、会員として参加することになりました。
詳しくは 整骨院へ行こう推進委員会ホームページへ

色々な整骨院があるのも事実です。
マスコミにも色々と叩かれ、気持ちが折れそうになることもたびたびです
しかし、多くの整骨院の先生方は「患者さんの苦痛を取り除きたい」と考え、この世界に入った治療家です。
様々な方法で、日々、肉体的には「過酷」な仕事をされています。
それでも、患者さんの痛みが取れ、感謝の一言があると救われた気持ちになり、「明日も頑張ろう」と気合いを入れます

患者さん一人一人の症状は少しずつ違います。
その人にあった治療を日々考え、一回一回が勝負です。
だから、一期一会の真剣勝負で患者さんに向き合わないといけません

この会が、真剣に患者さんと向き合う整骨院の先生方の集まりになると信じて活動をしていくつもりです


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by s-onisi-seikotuin | 2013-08-31 23:25 | 治療 | Comments(0)  

「すべり症」の患者さんからいただいたコメント

7月より当院に通われている患者さんがエキテンの当院サイトにコメントを載せて下さいました。

20数年前にひどい腰痛で受診され、レントゲン上から「腰椎すべり症」の診断を受けて以来ずっと腰をかばって生活されてきた患者さんです。
「腰椎すべり症」であることで、脊髄を圧迫し痛みが再発するのではないかと常に心配し続けて生活されて来られました。
今回受診された時は、いわゆる「坐骨神経痛」症状でした。
初回、腰部を手技しようとすると大変怖がっておられました。
すべり症があるため腰部を圧迫されると神経も圧迫され、以前の痛みが再発すると思われていたからです。
実際には「すべり症」「ヘルニア」「腰椎分離症」「脊柱管狭窄症」などがあっても激しい手技さえしなければ、腰部を圧迫手技することは全く心配ありません。
患者さんの坐骨神経痛の原因は腰部と殿筋からくるMPS(筋、筋膜性疼痛症候群)だからです!

患者さんにお話とご説明をしつつ、ハイチャージ、アキュスコープ、手技による施術によって痛みを改善していく中で、少しずつ私の考え方を理解していただき、今では普通の方と同じように施術してもまかせていただけるようになりました。
今では、痛みも改善し、患者さん自身のお体も見違えるように変化しています。

以下、患者さんのコメントです。

空さんより

腰痛への考え方、付き合い方がかわりました。
私と腰痛は20年以上の付き合い。
その間、腰痛=神経を圧迫しての痛み!と信じ、重い物は持たない!動くとズレル?からスポーツはしない!そんな日々の中で子育てをし、大学生になる娘は一度も抱き上げるということをしてあげないまま成長しました。
そんなにまでに、かばってきた腰が…おおにし整骨院との出会いで大きく変わりました。
正直、20年以上かかりつけた接骨院からの転院はものすごく不安で怖くて、またあの激しい痛みに襲われのでわないかと…でも、違ったんです!院長先生と話していくなかで、私の考え方が間違っていたことがわかりました。何より通院をはじめて数週間で楽になっていく腰が間違いに気づかせてくれました。
信頼できる先生との出会いに、本当に感謝しています。
そして私のような不幸な日々を過ごす人が少しでも減るように、ドクターをはじめ医療にたずさわる方々の新しい考え方、そして考え方が今一度見直されことを願います。
おおにし先生、これからも先生の考え方を多くの方に広め、救ってあげて下さい。




ご返事コメント

空さん、コメントをありがとうございました。

空さんと同じように診断された「病名」におびえて、こわごわ生活されている方は多いと思います。
今の診断方法の見直しは必要ですが、まだまだ、一般に広がっていないのが現状です。
「腰痛の8割が原因不明」とテレビで放映されているくらいですから・・・

微力ですがMPS等の普及と一人でも多くの悩める患者さんを痛みから解放できるようにに努めていくつもりです。
今後ともよろしくお願いします。


実際に症状とは関係のない病名をつけられて悩まれている患者さんが非常に多いことに驚かされます。

まだまだ、頑張らねば・・・と思います。



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by s-onisi-seikotuin | 2013-08-18 20:37 | 治療 | Comments(2)  

膝軟骨再生医療

先日、テレビで膝の軟骨の再生とその手術についての番組をやっていました。

再生することの無いと言われる軟骨をiPS細胞ではなく、自分自身の軟骨と滑膜(関節包の内側)を採取して培養し、再び自分の膝に移植して再生させる・・・というものです。

日本の医療技術のすごさを感じました。

それはそうとして、ここで問題点が3つ

一つは多くの軟骨の再生をうたっている健康食品の問題です。
グルコサミンやコンドロイチンをいくら飲み続けても軟骨は再生されません
その事実がわかっていても、「ここまで市場が拡大してしまっては後には引けない」という業者さん側の事情もあるのでしょう。
賢い消費者になることも必要ですね。

二つめは整形外科で行う膝関節へのヒアルロン酸注射です。
「ギシギシした機械のジョイント部分に油を差す」例えで注射をされますが、人間の体は機械ではありませんから、それですべりがよくなると言うことも疑問です。
また、ヒアルロン酸の注射をうち続けて硝子軟骨や半月板が再生される事もありません
100回以上注射を打ち続けても、症状が変わらなかった患者さんを知っています。
今年6月、米国整形外科学会では「変形性膝関節症」の治療に「ヒアルロン酸関節内注射」は推奨しないとされました。
この事の意味は非常に大きいですね。

三つめは膝の軟骨が再生されようが、直接的に「膝の軟骨の減り」が膝の痛みの原因ではないという事実です。
膝の軟骨とその下にある骨組織にも痛みを感じる「痛覚神経」は存在しません

「痛覚神経」が無いと言うことは、「軟骨や骨同士がこすれあっても痛く感じない」という明らかな事実を示します。
 
膝軟骨の再生についてはすばらしい事だと思いますし、今後も研究を続けていって欲しいと思いますが、軟骨の減りが「膝の痛み」と直結しているのではない事も知っておかなければならないでしょう。


関節軟骨が欠けることで、起こること。

①欠けた軟骨(半月板を含む)の大きなかけらがはさまって関節がスムーズに動かせないことによる滑膜や関節包の痛み
②欠けた小さな軟骨が滑膜を刺激することによる滑膜や関節包の炎症による痛み
③硝子軟骨が欠けた後にできる繊維軟骨はでこぼこな上にすべりが悪く、時にかみ合わせが悪くなりロッキングを起こし、痛みを引き起こす。


大まかにこの3点が挙げられます。

①は手術で早期治療もありですが、まずは保存療法が第一に選択されるべきでしょう。
②は腫れが強い時は、関節内注射で汚れた関節液を吸い上げ炎症を抑えることも早期治療になると思います。(当院でも脹れが強い時には整形を紹介しています)
③は「整復」と言いますが、手技で関節を元に戻す方法が早期治療です。

歩ける程度の痛みであれば、痛みを色々な方法で緩和しつつ、自己治癒力で関節内を掃除する方法が良いのではと考えます。
当院で使用する「アキュスコープ」は炎症と疼痛の緩和に優れた治療器です。
このような治療方法もあることを知って頂きたいと思います。

また、膝関節の場合、内科的疾患、関節包や滑膜の炎症以外に、MPS,鵞足と呼ばれる場所の筋、筋膜や骨膜の炎症、ひざ裏の筋肉のMPS、半月板の外側や靭帯の問題等々を細かく鑑別していかないといけません。

「変形性膝関節症は軟骨の痛み」、またはざっくりと「膝」、骨盤のゆがみ?・・と考えての治療では治るものも治りません。軟骨の再生医療は膝軟骨で悩んでおられる患者さんにとっては朗報の一つでしょう。
しかし、それがオールマイティの治療ではないと思います。

現状の治療方法の見直しも含めて、患者さん、治療者側も様々な治療方法を考えていただくのが良いかと思います。

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by s-onisi-seikotuin | 2013-07-20 11:35 | 治療 | Comments(0)  

続 腰痛2800万人 「痛み」とは?

前回の「腰痛2800万人」の続きです。

そもそも「痛み」とは何でしょうか?

「物理的な刺激や疼痛物質(セロトニンやブラジキニン)による科学的な刺激を侵害受容器(高域値機械受容器やポリモーダル受容器など)が感知し、電気的な信号として大脳に送られ、大脳が痛みとして認識すること」で痛みを感じるという大前提があります。

また、「痛み」はやけどや切り傷を負ったときに、瞬間的に感じる痛みと、あとからじわじわ出てくる炎症性の痛みに分類されます。
私たちが扱う痛みは炎症性の痛みです。
どちらにせよ、痛みを感じていると言うことは、侵害受容器(高域値機械受容器やポリモーダル受容器など)が刺激を電気信号に変換して大脳に送った結果であると言うことです。
侵害受容器がなければ、痛みを感じることは出来ません。
髪の毛や爪の先は痛みを感じません。ここには侵害受容器がないからです。
また、侵害受容器があるところでも疼痛物質(セロトニンやブラジキニン)がなければ痛みを感じません。
私たち治療家や患者さんにとって大切な事は、「どういう理由で、どの場所で痛みが発生しているのか?」を知ることです。

私たちが痛みを感じる部位は
【皮膚、骨膜、筋、筋膜、腱、神経、血菅、内臓、軟部組織(靱帯、関節包など)】です。

私たちの仕事で考えるとこうなります。(骨折、脱臼、打撲、ねんざ、筋損傷からくる痛み)

①皮膚(表皮/真皮):感受性が高い
②皮下組織:あまり痛みが無い
③骨膜:感受性が高い 深くえぐられるような限局的な痛み
④骨組織:痛みが無い
⑤筋組織:虚血状態やある種の物質で発痛
⑥筋膜:感受性が高い 重苦しい痛み、疼き/気持ちよさ
⑦腱:感受性が高い

⑧血管:一般に鈍痛を感受する 部位を限定するのが難しく拡散した疼きを伴った痛み
⑨関節包、滑膜:感受性が高い
⑩靭帯:感受性が高い

⑪神経:鋭く焼けるような痛み(カウザルギー)・・・ほとんどない
⑫神経根:脱随神経にのみ発生する(非常にまれ) 脊髄硬膜:無感覚
⑬軟骨組織:椎間円板、関節軟骨には痛みの感受性は無い骨や軟骨は痛みを感じません。

「骨折したら痛いやん!」
それは、骨膜という骨をおおっている膜が破れたり、炎症を起こして痛みを感じているのです。
骨そのものは痛みを感じません。
人工関節は骨の中に打ち込みますが、「骨そのものが痛みをと感じたら」・・・その事自体で痛くて大変な事になります。

軟骨も・・・
「膝や背骨の軟骨がすり減って痛いと言われました」「??・・軟骨は痛みを感じませんよ!」という話になるのです。
軟骨がすり減っても、関節や関節周辺の筋肉や靱帯などに炎症がなければ、痛みを感じることはないのです。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の考え方では、痛みを感じる筋、筋膜を中心
その他、腱、骨膜、靱帯、関節包などをターゲットにして治療していきます。

「体の多くの部分を占め、且つ痛みを非常に感受する筋肉」に目を背けて、腰痛の原因がわからないとする事に大きな「疑問」を感じます。

現在、加茂先生をはじめとするMPS研究会の整形外科の先生方は麻酔注射で、

鍼灸師の方は鍼で、

私は手技やアキュスコープ、ハイチャージという治療器を使い、筋、筋膜を中心に「痛みを取る」治療を行っています。

事実、非常に多くの患者さんの痛みを取ることができています。

このような治療の考え方がスタンダードになれば、「腰痛2800万人」がそうでなくなる日がくると考えます。
興味のある方は、一度、加茂先生のホームページをご覧になって下さい!
詳しく説明されています。
加茂整形外科ホームページ へ
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by s-onisi-seikotuin | 2013-03-27 10:21 | 治療 | Comments(0)  

腰痛2800万人!!

今日(3月24日付け)の朝日新聞の一面に「腰痛2800万人」という記事が載っていました。

男女比は4対6で40~60代の約4割が悩んでいるということです。

①原因不明(?)の腰痛は全体の8割以上を占め、安静より運動が効果的
②1ヶ月以上続く痛みにはマッサージの効果ははっきりしない
③ストレスなど心理的要因も引き金になる
④腰痛は背骨のガンや、腰椎骨折、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などでも起こる
⑤3ヶ月以上続く慢性腰痛ではストレッチやウォーキングなどの運動がおすすめ


この5項目が主な要旨なので、それを検証していきましょう

まず、「原因不明の腰痛が8割以上」というのは腰痛の原因ターゲットレントゲンやMRIなどの画像診断だけに頼る事から起こる、非常に残念な「現在の一般的な答え」です。

レントゲン上、骨がゆがんでいても、姿勢がゆがんでいても、ヘルニアがあっても、脊柱管に狭窄があっても腰に痛みのない人は大勢います。
事実、背中が90度に曲がっているような老人でも、腰痛のない人は山ほどいらっしゃいます
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左のレントゲン写真は石川県、加茂整形外科院長の加茂先生のホームページから引用させていただいたものですが、

「これは70歳女性です。骨粗鬆症の検査のため撮りました。
長時間すわっているとお尻が痛くなるそうですが、特に腰痛で悩んでいるのではありません
このようにレントゲンの印象と痛みの間には明確な関係はありません。」というコメントと共に載せておられます。
加茂整形外科ホームページ へ





しかし、腰痛のターゲットを「筋肉」や「関節包」の痛みととらえれば、8割以上の腰痛の原因が見えてきます
筋、筋膜性疼痛症候群(MPS) へ
筋、筋膜性疼痛症候群(MPS) №3 へ
筋、筋膜性疼痛症候群と手技について へ
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なぜ、関係学会が痛みの原因を、「筋肉」や「関節包」というターゲットに持っていかないのかがわかりません。

患者さんの体を少し触ってみればわかる「痛みの生理学」を勉強すれば、論理的にも明白な話であるのに、あえて「筋肉」「関節包」から目をそらせているとしか思えません

レントゲンやMRIの画像診断は「骨折」と「ガン」のリスクを排除するためのものであると、
加茂先生もおっしゃっています。
ヘルニアや狭窄症が「腰痛」につながるものではありません
100歩ゆずって、「力学的ストレスがかかる場所にヘルニアや狭窄が起こりやすい」という言い方であればある程度理解しやすいかもしれませんが。

今の「整形外科的診断」では「原因不明の腰痛が8割以上」であるのはある意味当然なんでしょう。
一日も早く「筋肉」や「関節包」の痛みにターゲットが向かう事を願うのみです。

これは「変形性膝関節症」「頚肩腕症候群」「多くの頸部ヘルニア」「手根管症候群」「肘部管症候群」「五十股と呼ばれる股関節症」「交通事故などによるむちうちにも当てはまります

「しびれ」と「麻痺」は根本的に症状が違うことを知ることです。
「しびれ」は「痛み」の軽い症状、「麻痺」は筋肉が自分の意志で動かせない状態のことで、これこそが「神経の圧迫」によって起こります。「腓骨神経麻痺」や「撓骨神経麻痺」などです。
ハイチャージ!!

腰痛と「ストレス」には関連があります。
「ストレス」がある時には交感神経が働き、痛みをより強く感じやすくなります。
これは覚えていていいと思います。

「慢性腰痛」についてですが、確かにこれは非常に治りにくい症状だと言えるでしょう。
「大脳」が「痛み」を記憶してしまうからだと言われています。
「幻視痛」と言われるような、腕を失っている方が「手が痛い」と感じるように脳が痛みを覚えてしまったような状態に近いと考えられます。

他の人では痛いと感じない程度の痛みを脳が記憶することによって「痛い」と感じてしまう状態が「慢性腰痛」だと考えるとわかりやすいでしょう
ストレッチやウォーキングなどの運動や以前ブログにアップした「自宅で出来る骨盤脊柱矯正法」 テニスボールによるマッサージなどを日々続けることで症状の緩和を促すことができます。

不幸にも、ぎっくり腰を含む急性腰痛になってしまった人は「筋肉」「関節包」をターゲットにした治療を行う治療所に行って、一刻もはやく治してしまうことです。
それこそが、多くの「腰痛難民」を減らす唯一の方法だと思います。
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by s-onisi-seikotuin | 2013-03-24 16:04 | 治療 | Comments(2)  

アキュスコープ勉強会(名古屋)

今日は、残念ながら(?)ゴルフのお話ではありません。

名古屋で「アキュスコープ勉強会」の講師として約50名の先生方の前でお話しをしてきました。
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日頃、多くの人の前でお話する事なんてないので、さすがに緊張しました。
しかし、やさしい先生方に恵まれ、また、サンメディカルさんのスタッフの方々のお気遣いのおかげで無事に終えることができました。
皆様、本当に有り難うございました。
私自身の持っている「治療の考え方」や「アキュスコープ」「ハイチャージ」の実際の使い方などを,つたない説明ではありますが、お話してきました
「アキュスコープ」「ハイチャージ」という優秀な治療器であっても使い方を間違うと、あまり効果が出ないという結果になることもあります。

使い方のノウハウよりも
こういう考え方をすれば、様々な治療パターンが生まれ、「先生方のオリジナルな治療」や「患者さん一人一人に対してのオリジナルな治療」が出来るんだというお話をしたつもりです。

根底にあるのは、年末にブログに載せた(筋、筋膜性疼痛症候群(MPS) スポーツと運動動作で思うこと


「常識を疑ってみる」
「経験論の正誤を検証する」
「他に正はないか?」


の考え方です。

どうしても教科書やスポーツでのレッスン書の話を鵜呑みにしてしまいがちですが、一つ一つを自分の頭で検証するという作業を経てこそ「自分の身に付く」のだと思います

私自身も、えらそうな事を言えるほどの人格者ではありませんし、常に迷いながら生きている一般人です。
「先生方の悩み」は「私自身の悩み」でもあるわけです。
共に悩みながら、より良いもの、より良い治療を目指して勉強していく事が大切だと改めて感じた一日でした。

参加された皆様方に感謝致します。
また、機会があれば、再会したいと思っています。                大西清一

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by s-onisi-seikotuin | 2013-03-03 19:15 | 治療 | Comments(0)  

筋膜性疼痛症候群(MPS) スポーツと運動動作で思うこと

「常識を疑ってみる」
「経験論の正誤を検証する」
「他に正はないか?」

それが私のスタンスです。
賛否両論があるとは思いますが、その考え方がなければ進歩はないと考えます。

今まで、ブログで
筋、筋膜性疼痛症候群(MPS)
をご紹介し、スポーツで大切な「運動動作の基本」をお話してきました。
MPSも色々書いてきた内容もまだ「マイナー」です
私もまだまだ勉強中ですし、私の考えがすべて正しいとも思っていません
もっともっと検証していかなければと思っています。

★膝の軟骨がすり減り、痛みがおこると言われる「変形性 膝関節症」五十股へ
 
変形して、膝を動かすとゴリゴリ音が出る患者さんでも「痛み」が出ないのはなぜ?
 触ると「痛み」が筋肉に出るのはなぜ?
ヘルニアや脊柱管狭窄症の手術をして、神経根 や脊髄の圧迫がなくなったはずなのに
 「痛み」が再発するのはなぜ?
 手術をしなくても痛みが消えるのはなぜ?筋、筋膜性疼痛症候群(MPS)

骨盤のゆがみや脊柱のゆがみが本当に腰や股関節、ひざ の痛みに直結するの
★マッサージや手技だけで「痛み」は治る?手技

★今やっている治療方法で本当に患者さんは治っていく?

そういう疑問があったからこそ勉強し、今の私の治療の考え方の基本になったのだと思います。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の考えが大切ですが、今もわからない事が沢山あります。
人間の身体は奥が深くて、いまだに「謎だらけ」です。
日々、試行錯誤を繰り返しながら、患者さんに合った、よりベターな治療法を考えること
ルーティンワークにならないように気をつけ、自分も治療法も進化させてていくことが大切だと思います。

これはどんな仕事でも同じですよね。

また、少年野球やその他のスポーツをボランティアで指導されている方に読んでもらいたい内容もたくさん載せました。スポーツと股関節 スキャプラプレーン

内容が難しいとは思いますが、ある程度、体の知識は知っておいていただきたいと思うのです。
けがや使いすぎでせっかくの才能を、花開かすことなく断念する子供たちも多いからです。
 
プロの指導者であればなおさらです。
その練習や指導方法は本当に正しいですか?
自分の経験や知識だけを優先させた指導法ではないでしょうか?
これもルーティンワークにならないように、日々進化させていってほしいと思います。 

どのスポーツでも多くの人が独自の考えや理論でたくさんの指導法が生まれています。
「基本はこれ」と決めつけないで下さい
基本と考えられていることでも、一度見直してみることも必要だと思います。
たとえば、昔「練習中に水を飲むのはダメ」と教わったことは今では否定されていますよね。

基本は大切ですが、
「常識を疑ってみる」「経験論の正誤を検証する」「他に正はないか?」
を常に頭に入れて進化させていくことが必要
だと思います。

ちょっと、偉そうな事を言ってしまったかな?すいません!

来年も、健康に生活し、スポーツや様々な趣味を楽しむ一年にしたいですね。

今後もよろしくお願いします。

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自宅マンションから見た夕陽です。
コメント頂いた かずくんのホームページ へ

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by s-onisi-seikotuin | 2012-12-26 13:35 | 治療 | Comments(0)  

自宅でできる骨盤、脊柱矯正法 (MPS改善にも)

自宅でできる骨盤、脊柱矯正法(腰痛編)はこちら

d0133145_19491865.jpgストレッチポール、ハーフストレッチポール、テニスボールを使った簡単な腰痛や肩こり対策メニューをご紹介します。
不幸にも、坐骨神経痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症と診断された方にも有効です。
いつもお話していますが、これらはほとんど筋筋膜性疼痛症候群(MPS) ですから、手術しなくてもこういうストレッチを行うことで症状の緩和ができるのです。d0133145_19555735.jpgd0133145_19562322.jpg
上の二つはポールストレッチの基本型です。1分間~1分半(以下同じ)ずつ乗っているだけで骨盤から首、胸郭までが伸びます。首をポールからずらしたストレッチもできます。

d0133145_2002249.jpgd0133145_2042897.jpg
今度はポールを横にして腰と骨盤の間の湾曲したところに当てて1分間~
そのあと、腰を丸めるストレッチを1分間~します。
最初は痛いかもしれませんが、しばらくすると気持ち良くなります。
ただ、初心者やお年寄りは、かまぼこ型のハーフポールを使うと安心かもしれません。

d0133145_2031470.jpgd0133145_2033915.jpg
今度は骨盤にポールを当てて右に足を倒して1分間~、左に倒して1分間~です。
胸腰筋腱膜や中澱筋、小澱筋、梨状筋に刺激を与えることで、いわゆる骨盤矯正効果が期待できます。

d0133145_2051599.jpgd0133145_2054770.jpg
お次は背中の上の方、肩甲骨にポールを当てて両手をバンザイ、首もしっかり伸ばします。これも1分間~。足を曲げてポールを転がすように上下させると、肩甲骨周りの筋肉を刺激し、
肩こり解消に効果的です。
最後に腰と肩甲骨の間あたりを1分間~ストレッチして仕上げです。(ポキッと矯正音が鳴るかも・・・)
計8分間~12分でポールを降ります。
d0133145_20125759.jpgd0133145_20133357.jpgd0133145_2014277.jpgd0133145_20145238.jpg



















その後は、足を開いて身体を前に倒してふとももからふくらはぎの裏をストレッチ。(これは2分間)
足を前後に開いて腸腰筋のストレッチを左右1分~ずつ。
仕上げに股関節の股わりを充分におこなっておしまいです。
ポールから始まって13分~20分くらいののストレッチが完了します。
ゆっくり大きな呼吸をしながらストレッチ(ロングブレス呼吸法 へ)するとさらに効果が上がります
ポールを肩に担いで身体を横に倒すと体側もストレッチできます。

また、テニスボールは寝ころんでおしりの筋肉や腰、肩の筋肉に押し当てて刺激します。
これはピンポイントで痛む所に当てるのがコツです。1カ所を1分から1分半刺激して下さい。

1分~1分半の時間・・・というのは意味があるんです。(わかる人にはわかるっていう理由)

軽い肩こりや疲労性の腰痛などはこれを1週間ほど続ければ、ほとんど治ってしまいます。
慢性の肩こり、腰痛にも効きます。

いわゆる坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と診断された方は、残念ですが治療に時間がかかります。
最悪の「手術」なんてことを決断する前に、家でしっかりストレッチすることをおすすめします。
不安があれば受診してくださいね。

ストレッチポールのお値段は通販で5000円~9000円程度です。
先日、カインズホーム(ストレッチログ・・・通販ありです)で1480円のポールが売っていました。驚き!

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by s-onisi-seikotuin | 2012-12-22 21:05 | 治療 | Comments(13)