「ほっ」と。キャンペーン

<   2012年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

スポーツと伸張反射

今まで、頚反射や腰反射などの姿勢反射とスポーツの関係についてお話しました。
しかし、忘れてはならないのが「伸張反射」です。スポーツでの「力を抜く」の本当の意味は、使いたい「筋肉で身体を支えない」こと、使いたい筋肉の「伸張反射を利用する」ということなんです。

伸張反射とは、筋肉を伸ばすと筋肉の中にある「筋紡錘」が感知して、この筋肉を反射的に収縮させる反応のことです。普通は立っている時などに、足裏で重力を感じ、ふくらはぎなどの筋肉に加えられる伸張で直立姿勢を保つために使われます。(抗重力筋)

ジャンプする時には、ゆっくり膝を曲げてからジャンプするより、小さなジャンプを繰り返ししてから勢いをつけてジャンプした方が高く飛べます。勢いをつけてジャンプする前に小さなジャンプで脚の筋肉を伸ばすことで「伸張反射」を利用した動作をしているからです。
筋肉を120%に引き伸ばしてやれば、「伸張反射」がおこりエネルギーをあまり使うことなく、筋肉の最大パワーを引き出して使うことができるというものです。スポーツをするときには是非使いたいすぐれものの反射です。
★「身体をゴムのように使う・・池上信三先生」というゴルフレッスンがありますが、この「伸張反射を上手に使え」という意味なんです。
ゴルフやテニス、バッティングでもテイクバックの時から切り返しの前に全身を効率よくストレッチし、切り替えし以降にストレッチさせた筋肉群の伸張反射を利用して大きなパワーを出すことが可能になるわけです。
また、スイング(インパクト)で使いたい筋肉を伸張反射させるためには、あらかじめその筋肉の力を抜いておく必要があります。(ホームランを打った瞬間は力感がほとんどないといいますよね)

★「力を抜く」とは筋肉で体を支えることの不安定さを取り(骨格で支える)、使いたい筋肉を直前に引き伸ばしてやりたいため(伸張反射)なんです。
だから、身体の柔軟性を上げる事は、筋トレに匹敵するくらいパワーの向上につながります。(年齢が高い人ほど効果的) 

頭(大脳)だけを使わないで、身体が勝手に反応してしまう「生体反射」「姿勢反射」を最大限に利用して効率の良い動きを追求していこうという運動動作を「骨格で支え反射を使った運動動作」と名付けました
 以前お話した「骨格で支える姿勢」と「反射を使った運動動作」とがうまく連動したときに、
けがの予防とともに、パフォーマンスの向上が手に入るという理想的な運動動作が完成します

基本的な考えはゴルフに限らず、様々なスポーツに共通のものです。
d0133145_10371780.jpg石川遼選手のテイクバックを「伸張反射」の視点で見ると、インパクトで使いたい筋肉がトップの位置で伸ばされているのがよくわかります。トップでの左の背中から左腕、右わき腹から右胸が伸び、ダウンスイングの過程で縮んているのがわかりやすいですね。


東大阪 おおにし整骨院
東大阪 おおにし整骨院ホームページ へ

by s-onisi-seikotuin | 2012-11-28 11:01 | スポーツ | Comments(2)  

スクエアアドレス アプローチ

アプローチの基本にはフルショットのときに必要なエッセンスが詰まっています
より正確なボールとのコンタクトが求められるアプローチショットでは特に体のゆがみは禁物です。体にストレスのないスクエアな姿勢でアドレスをしないとダフリやトップが出やすくなり、距離感どころではなくなってしまいます。

スクエアアドレスでは基本のグリップとシャフトの関係、肩のスクエア状態、股関節からの前傾はそのままで、オープンスタンスに変化します。若干右腕を曲げたほうが打ちやすいのでクラブヘッドはオリジナルよりややオープンになるかと思います。
d0133145_14534734.jpgd0133145_1454137.jpgd0133145_14543769.jpg











クラブフェースを開いたままで両足も開くパターン(写真中)と、クラブフェースをスクエアにして、両足をより開くパターン(写真右)があります。どちらでも構えやすいほうでいいです。
肩、腰、膝のラインは打球線に対してややオープンですが問題ありません。クラブを飛球線上にスイングしていけばどちらのアドレスでもストレートにボールが出て行くはずです。
また、アプローチでは色々な球筋を要求されるので、あくまで基本形だと思って下さい。

このアドレスで構えると、身体や腕、グリップにストレスを感じないと思います。
もちろん骨格で支えるだけの力加減で正解です(力まないで下さい)。

☆キャリー30ヤード以下のアプローチショット(基本形)について
フルショットではないため、インパクトでの右手は体の回旋による慣性力が働きません。そのため、右上腕の完全なスキャプラプレーン上でのインパクトは必要ありませんが、右肘は身体から離さない方が手打ちにならないと思います。
グリップは短め、両手は伸ばしきらないほうが正確なスイングができます。
右肘を身体から離さないでテイクバックし、飛球線上にクラブヘッドを振っていきます
右手の感覚(グリップのトリガーを少し意識して)を生かしてスイングすれば距離感がつかみやすいでしょう。この時、右手首は返さない様に動作をする方が正確性と距離感の確保に適しています。

★ここで一般的セオリーとは違うお話を・・・キャリー30ヤード以下のアプローチショット限定ですが・・・
股関節からの骨盤前傾姿勢を取っていれば、右足体重のままで(両膝は動かしていいのですが)スイングする方が正確なボールコンタクトができます。頭を中心とする身体の軸を保つためでもあります。一度試して下さい。

☆キャリー30ヤード以上のアプローチショット
スタンス幅と両脚のオープン度合い、どんなボールを打ちたいかにもよりますが、
30ヤード以上では肩のラインは飛球線に沿って平行に近い方がラインを出しやすいかも・・です。(オープンでもいいですよ)また、両足のスタンスを開く度合いで左足体重に変化していきます。

アプローチのアドレスで両足のスタンスを広げて、普通のショットを打つことも可能です
ゴルフスクエアスタンス№2でごまちゃんさんからのコメントにもあったように)
むしろ、スタンスをスクエアに構えるよりも楽に体を動かすことができます
積極的にこのアドレスからショットの練習をすることで、普通のショットも上達すると思います。

次回はスクエアスイング、スクエアアドレスの一番のメリットである傾斜地でのスイングのお話を・・・


おおにし整骨院ホームページ(新) へ

クリックすると→スクエアアドレス画像解説!!!

by s-onisi-seikotuin | 2012-11-23 14:21 | スクエアスイング | Comments(8)  

スクエアアドレス 骨格で支えるグリップ

以前、中嶋常幸選手が「パターのグリップは骨で支える」とか言っておられました。
スクエアアドレスではパターはもちろん、ふつうのグリップもスクエア骨格で支えます

グリップを考える時にまず、グリップのスクエアを考えてみましょう。
両肩をスクエアにした状態で両手を前に突き出し、この状態からグリップをするように両手のひらをずらしてみて、ゆがみが出ない状態がグリップのスクエアと考えられます。
d0133145_22182688.jpgd0133145_22185810.jpgd0133145_22192393.jpgd0133145_22263267.jpg













左手の延長線上にクラブのシャフトがきていれば理想的です。身体から直角に生えているようなグリップはスクエアではありません(写真一番下左・・・おすすめしないグリップ)。
グリップした左手と右手にゆがみがあるとスイング中にひずみが出る可能性が高くなるので注意しましょう。気持ち左手の手のひらが下を向くと思います。腕を上に上げると手のひらは上を向き、腕を下げると手のひらは下を向くからです。(PNF運動参考)
この状態の両手のひらが身体全体から見てもグリップのスクエアだといえます。
また、グリップした先にクラブヘッドがあれば、クラブヘッドのトウ側は少し右に傾いています。
d0133145_22301368.jpgd0133145_22304727.jpgd0133145_2231171.jpg






背筋を伸ばし、立った状態でグリップを作ります
左手の小指と人差し指を曲げた状態で手のひらとクラブフェース面が平行になるようにクラブを支えます。「小指と人差し指」と手のひらの「小指側手のひらのふくらみ」で支えるつもり。(前腕に力を入れて支えないように)
同時に右手を写真のように「中指と薬指」を曲げ、右手を左手と平行に横から添えるようにグリップします。「中指と薬指」と親指側の手のひらのふくらみで左手の親指とクラブを包みます
横から見て身体(背筋)に対してクラブがほぼ直角になるように支えて下さい
これで手にほとんど力を入れない状態でもクラブを支えることができるはずです。
左手の親指はややフックになり、このグリップをするとトップで親指がクラブを支える位置に入ります。
しめくくりにもう一つ大切な事があります。
右手の親指と人差し指が、トリガー(拳銃の引き金を引く形)になっていることが必要です。
テイクバックの時にほんの少しトリガー部分を意識しながらクラブを上げていくと、トップの位置で左手の親指とともに、グリップのオーバースイングを防止することができます

トップの位置でこの親指の支えとトリガー部分が外れる場合はテイクバックが大きすぎるか、スイングにゆがみがあると考えられます。いわゆるクォータースイングでこの位置に入るはずで、極論すればクォータースイングの切り返し(トップ)が正確性と飛距離の両立を考えたときに正しいトップの位置だと考えられます。(ただし、実際にはクラブと体の慣性によって、長いクラブほど少し動いてしまうはずですが)

このグリップをした上で両手を下から突きだして前に伸ばして下さい。両手の上腕と胸でもクラブを支えている感じがすれば、正しい動作です。
ほとんど手や腕に力感なくクラブを支え、ねじれ感もなければスクエアアドレスのグリップの完成です。
d0133145_11522337.jpg




このグリップが「骨格で支えるグリップ」です。
よけいな手の力、腕の力を抜いて動作ができるという「スクエアスイング」の核でもあるんですよ。
クラブが左手の延長にある状態が「スクエア」です。身体とグリップにストレスを感じないと思います。
ここからどうアドレスするかはスクエアスイング№3へ
一度試してみて下さい。






下二つのグリップはおすすめしません。
左は身体から直角にクラブが生えています。右はトリガーがはずれています。
d0133145_2333077.jpgd0133145_233547.jpg








        


おおにし整骨院ホームページ(新) へ

コメント頂いた かずくんのホームページ へ

クリックすると→スクエアアドレス画像解説!!!
クリックすると→スクエアアドレス「腰と腕の動かし方」画像解説
クリックすると→「スクエアグリップ」画像解説
クリックすると→「モリを突く動作」画像解説

by s-onisi-seikotuin | 2012-11-17 22:54 | スクエアスイング | Comments(6)  

4スタンス理論の考察  (改)

4スタンス理論は姿勢がカギ?
ゴルフ4スタンス理論という本(廣戸聡一先生著)も買いまして
・・・その考察を(わかる人にはよくわかる!)

人間の身体の動かし方にA1 A2 B1 B2という4つのタイプがあり、そのタイプ別にスイングを作り上げていくと上達が早いという説明です
何年も前から、知っていましたが、しっかりと考察するのは初めてです。
はたして私の考察が当たっているのかどうか・・・

AタイプとBタイプと1タイプ、2タイプは姿勢で分かれると考えられます。
Aタイプ骨盤の前傾し、胸の張った人(つま先体重
Bタイプ骨盤の後傾したちょっと猫背気味の人(かかと体重)です。
Aタイプの人は股関節の回旋と肩関節の後ろへの可動域(動きやすさ)が広く、前腕が回外し(手のひらが上を向く、写真では正面)小指、薬指に力が入りやすくなります。
Bタイプは股関節が動きにくい。肩関節の前への可動域(動きやすさ)が広く前腕が回内し(手のひらが下を向く、写真では後ろ)人差し指、親指に力が入りやすく指全体を握りやすいという特徴があります。

その上で、1タイプは足裏の内側で体重を支える人、2タイプは足裏の外側で体重を支える人と分かれます。
1タイプ・・・ 内側で支える人は内股、X脚
2タイプ
・・・外側で支える人は外股、O脚と考えられます。
下の写真で 上左2つがA1、上右2つがA2  下左2つがB1、下右2つがB2のモデルです。
特徴を非常に強調していますが・・・

d0133145_1063673.jpgd0133145_107024.jpgd0133145_1072226.jpgd0133145_1075044.jpg
d0133145_1084412.jpgd0133145_109496.jpgd0133145_1093024.jpgd0133145_1095064.jpg

















Aタイプのように、骨盤を前傾させると背筋が伸び、胸を張る姿勢になりつま先に体重がかかります(正座もこの姿勢)。いつもお話ししている通り、股関節が動きやすくなり、身体の回旋が股関節を中心に体を入れ替えるように動けます。また、胸を張ることで肩甲骨が動きやすくなります。ゴルフのアドレスでは前傾が深くなります。スキャプラプレーンが身体の回旋と連動しやすい位置に来るので、身体をひねる動作の多いスポーツではぜひ獲得したい姿勢だと思います。肩から腕はやや後ろ、手のひらが上を向き(前腕回外)小指薬指に力がはいりやすくなります。(日本人には少ない姿勢)

対してBタイプのように骨盤が後傾していると、残念ながら猫背になり、かかと側に体重がかかりやすくなります。出っ尻の姿勢で猫背にはしにくいでしょ?骨盤の後傾は股関節の動きを制限するため、身体を回旋させる時には足首から膝、腰、胸まで全体を使ってひねる必要が生じます。運動動作としては片方の足を軸にして体をひねると回旋しやすいと考えられます。猫背だと、腕は前にいき、手のひらが下を向き(前腕回内)親指人差し指に力がはいりやすくなります。ゴルフのアドレスでは前傾が浅くなります。(日本人に多い姿勢)


タイプ 1 と 2 については
外股、O脚は足裏の外側に体重が乗りやすく、内股、X脚は足裏の内側に体重が乗りやすくなります

これが、4スタンスの基本4パターンだと推測しますが、どうでしょうか?

ここから、パラレルタイプとクロスタイプについての新しい考察です。
パラレルタイプはA2,B1
クロスタイプはA1,B2    です。

Aタイプは骨盤の前傾し、胸の張った人
Bタイプは骨盤の後傾し、猫背の人
1タイプは内股、X脚
2タイプは外股、O脚

・・・です。
そこで、それぞれの姿勢をとって片足立ちをしてみると・・・
パラレルタイプのA2,B1は反対の足が片足立ちしている方の足と平行にしたときに安定します。
クロスタイプのA1,B2は反対の足がクロスしている時に安定します。

すなわち片足でバランスを取ったときに、反対の足がどの方向に向いていると安定するかでタイプ分けされるということです。
キック動作や身体のねじりやすさもこれで説明がつきます。    



この姿勢パターンの組み合わせを考えて動作を解析していると思いますが・・・(大変な研究だったと思います・・尊敬!)
実際に会っていない人のタイプ分けをするには画像で判断するしかないわけで、こういう見方で判断されているとしか思えないのですよね。


イチロー選手、石川遼選手がAタイプ、松井秀喜選手、池田勇太選手がBタイプだというのはわかりやすいですね。(ちなみにスクエアアドレスはAタイプです・・・私自身はB2タイプ)
しかし、タイガーウッズ選手と宮里藍選手が同じA2タイプだという説明がありますが、体の使い方は違うと思うのですが・・・みなさんはどう考えますか?
また、自分の姿勢を変えれば・・・という疑問も
d0133145_2049213.gif
d0133145_20495127.jpg
スクエアアドレスとスクエアスイング へ

























★タイムリーなことに 今日(11月13日)週刊ゴルフダイジェストに4スタンスが特集されていました。私の考察がかなり当たっているように思いますが・・・ (^_^)

東大阪 おおにし整骨院

東大阪 おおにし整骨院ホームページ へ










by s-onisi-seikotuin | 2012-11-11 22:04 | スクエアスイング | Comments(0)  

五十股!五十肩!五十膝?

「五十股」
最近話題の「五十股」の患者さんが、この一ヶ月で三人ほど来院されました。(お一人は80才です)皆さん順調に回復されつつあり、一安心です。
腸腰筋、内転筋の筋、筋膜性疼痛症候群で、股関節の軟骨とは関係ありませんでした。
ただ、皆さん、坐骨神経痛症状も併発されているのも一つの特徴でしょうか。

「五十肩」
五十肩は、二年前に私も発症したことがあります。突然、右肩に異常な痛みが出て、じっとしていても痛い(自発痛)し、腕を上げる事も痛くてできない状況でした。
仕事は患者さんに気づかれないようにやっていましたが・・・

悲壮な思いで、何とかしないと・・・と昼休みにアキュスコープ治療を自分でしていると、3日目に痛みがひき、ほっとしました。
私の経験上、肩の筋肉の「痛覚神経異常」が原因だったのではないかと思います。
人によって、肩をねんざ、打撲したことが原因だったり、石灰沈着や偽痛風の方もおられますが、どの場合も最初の1週間が大切です。その間に治療を受けるか受けないかで、長引くかどうかが決まります。とりあえず、診てもらって下さいね。

「五十膝」
五十膝?(変形性膝関節症)はいつも言いますが、軟骨の問題ではなく、半月板の外側1ミリの損傷、関節包の炎症、筋膜と骨膜(脛骨)のMPSがほとんどです。
アイシングや手技で治ることもありますが、アキュスコープ治療の効果がすごいと私自身が驚いています。
マッサージだけでなく、何かの物療器を使ってくれる治療所に行く事をおすすめします

膝の「O脚」について
立った時に、膝の「O脚」がきつくなって来たことで痛みが出ると思っている方が多いですね。
「O脚」は確かに膝の内側にストレスをかけるので痛みにつながることがあるかと思います。
(でも決してイコールではありませんよ)

そういう方には、
かかとをそろえて姿勢良く立ち、両膝をあわせるように力をいれて10秒がんばる運動
がおすすめ
です。
「1回に2分」を1日に数回やるだけで、数週間で膝のすきまが閉じてきます
膝を支える筋肉がしっかりしてくるためです。

でも、決して脛骨の骨の曲がりが治るのではありませんよ。(^o^)

2013年6月、米国整形外科学会では「変形性膝関節症」の治療に「ヒアルロン酸関節内注射」は推奨しないとされました。
この事の意味は非常に大きいですね。

d0133145_22650100.jpgd0133145_2271175.jpg











先々週と今日、2回連続の雨・・・今日も42/38と・・・せっかくの日曜日!晴れてくれ~!

MPS研究会へ
おおにし整骨院ホームページ(新) へ




by s-onisi-seikotuin | 2012-11-11 18:40 | 治療 | Comments(0)  

スタック&チルトとスクエアスイングの考察(頚反射と腰反射)

頚反射腰反射という姿勢性の生体反射(倒れないための身体の反射)
があるのですが、テイクバックからトップにかけての動きで重要な反応です。
頚反射はインパクトのイメージとスキャプラプレーンでお話しました。顔を左に向けると左手と左脚が伸びやすくなり、右手と右脚は曲げやすくなるという姿勢反射です。(頭を固定して左肩を右にひねることで起こります)
股関節を入れていない姿勢(骨盤後傾)では下半身と上半身が連動するため、頭を右に移動させながらテイクバックする必要が出てきます。身体の中心軸が右に移動してしまうのです。またボールを見るために頸部がよりひねられるため、下半身にも頚反射がおこりやすくなると考えられます。左手は伸び、右手は曲がり、左足は伸び、右足は曲がります。下半身の動きは右足重心になります。・・・いわゆる右足重心のスイングです。
d0133145_18123860.jpgd0133145_1813432.jpg











スタック&チルトをはじめとする左足重心のスイングで股関節入って(骨盤前傾)いれば、頭を動かさずに身体がひねりやすくなるため(頸部にストレスが少ない)、腰反射が働きやすくなります
上半身を右に回旋すると、回旋した右側の上半身で右肘が曲がり、右足が伸びやすくなります。左側では左腕が伸びやすく、左足(膝など)が曲がりやすくなります
スタック&チルトで右足を伸ばしながらクラブを上げる・・・という表現はこれにあたります。
d0133145_18161170.jpg











「右足重心で頭を右に動かしてテイクバック」・・・頚反射有利の下半身
「左足重心で頭を固定してテイクバック」・・・腰反射有利の下半身

この二つの理論は、反射の利用の仕方でも身体の使い方が分かれると考えられます。
どちらの反射を利用しても動けますが、「頭(軸)を固定して身体をひねる」には腰反射の利用が欠かせません
股関節から前傾していなくて、頭を固定してテイクバックすると、腰反射が強く出て、ヒールアップ(左膝が曲がる)し、右足が伸びやすくなるのもこの理由によるものと考えられます。(写真上)
d0133145_1422791.jpg
池田勇太選手は骨盤が後傾し、股関節が入っていない形でアドレスするので身体が回旋しにくくなります。その状態で頭を固定してテイクバックするために腰反射が下半身に強く出て、左足が曲がり、ヒールアップし、右足が伸びたトップをしています。

タイガーウッズ選手はもともと股関節から前傾し頭を固定して身体を回旋しやすい状態のためヒールアップしないで腰反射が起こっています

d0133145_1423484.jpg












非対称性緊張性頚反射(A.T.N.R)・・・顔の向き
頭部と体幹のねじれとの関係から起こる反射
頭と頚の位置関係(ねじれ)が頚椎の上部の関節、靭帯の受容器と頚筋の筋紡錘によって姿勢反射が起こる。頚部を一側に向けるとその側の前肢と後肢が伸展し対側の肢は屈曲する。
顔を左に向けると左手と左脚が伸びやすくなり、右手と右脚は曲げやすくなる。(フェンシング姿勢)

緊張性腰反射(Tonic lumbar reflex)・・・股関節から上の回旋
上半身を回旋すると、回旋側上肢で屈曲・下肢伸展、反対側で上肢伸展・下肢屈曲する。
(テイクバック時には右腕は屈曲、右脚は伸展 左腕は伸展、左脚は屈曲)

東大阪 おおにし整骨院
東大阪 おおにし整骨院ホームページ へ






クリックすると→スクエアアドレス画像解説!!!
クリックすると→スクエアアドレス「腰と腕の動かし方」画像解説
クリックすると→「スクエアグリップ」画像解説
クリックすると→「モリを突く動作」画像解説

by s-onisi-seikotuin | 2012-11-03 20:51 | スクエアスイング | Comments(6)  

ゴルフ スクエアスイング№4 (モリを突く動作)

d0133145_1851886.jpgd0133145_1834167.jpg
d0133145_1862753.jpgd0133145_1872227.jpg
d0133145_1881167.jpgd0133145_1884674.jpg
d0133145_1895078.jpgd0133145_1810317.jpgスタック&チルトゴルフスイングとモリを突く動作」で説明したとおり、スクエアアドレスからテイクバック、トップ、スイング、インパクトまでの動きは「モリを突く動作」とほぼ同じになります
左の股関節に重心の乗ったアドレスから頭を上下左右に動かさないで、体幹を回旋させトップまで持って行くにはこの方法しかないと思います
たとえば、頭を右に動かしても良いのであれば身体全体を右に揺らすようにして右足重心にすれば動けますが・・・
できるだけ、頭の位置を変えないで、身体の中心軸の移動も少なくしてスイングの力を貯めるにはこの動作がベストです。

また、スクエアアドレスでは股関節からの前傾姿勢が必須条件です。
「腰を回して・・・」とゴルフでもよく使われますが、骨格上、腰はほとんど回せません。実際には股関節が動くことによって、骨盤から上の体幹が回るのです。股関節の前傾がない場合は身体を左右に揺らすことで、膝から上の体幹がゆがみながら回旋するので、テイクバックで右足を踏ん張ったり、インパクトで左の壁を作るために踏ん張ったり等のよけいな力を使う必要が生まれます
股関節を前傾させることによって、股関節周りの靱帯をゆるめたり緊張させたりすることができます。その事で、骨盤からつながる上の体幹を、体幹軸(頭を含む体のセンター軸)を動かさないまま、スムーズに回旋させ、止めたいところで止めることができるのです

その動きを簡単に体験するには「モリを突く動作」が最適です。頭を動かさないで身体を回旋させる動きを何度も練習していると、ゴルフのスイングと同じであることが理解できるようになるでしょう。

☆「左股関節にある重心を意識しつつ、左膝を前に出しながら、左肩を下げるとともに右股関節を後ろに引く」
そんな感じで動作をすれば、頭は固定されたまま、左右の膝も流れないでテイクバックできると思います。

☆「左右の膝を左に動かし重心移動しつつ、左右の足を地面に押さえつけながら右肘を身体につけ右サイドを下に押していく」
これがトップからインパクトまでの身体の使い方かな?
表現が難しいですが・・・

「スクエアアドレス」と「モリを突く動作」の二つを練習すれば、左足重心のスクエアスイングを体感できると思います。興味のある人はお試し下さい
他にも色々(グリップ、パターなど)ありますが、順を追ってアップしていきます。
感想をコメントしていただくとありがたいです。

次回は頚反射と腰反射という姿勢反射の違いと従来の「右重心」スイングとスタック&チルト、スクエアスイングの「左重心」スイングの違いをご説明します。
これは自画自賛の画期的なスイング解析だと思っています。
こうご期待!!


おおにし整骨院ホームページ(新) へ


クリックすると→スクエアアドレス画像解説!!!
クリックすると→スクエアアドレス「腰と腕の動かし方」画像解説
クリックすると→「スクエアグリップ」画像解説

by s-onisi-seikotuin | 2012-11-03 18:34 | スクエアスイング | Comments(0)