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スクエアスイング・インパクトから考えるキネティックチェーン

キネティックチェーン(運動連鎖)とは身体の各部位、筋肉が連携しながら、順番に反応を連鎖していき、最も効率的な動きの結果、インパクト以降で最大のパワーを得る動きだと考えて下さい。
特に、下半身が地面を押し込む事から、よどみのない動きが始まり、一つの筋肉が、次の筋肉の動きを誘発し、上半身に力が伝達され、最終的にクラブからボールに伝わっていきます
キネティックチェーンを起こすためのコツは「骨格で支え、反射を利用する」事につきます。

スクエアスイングでのキネティックチェーン
「左足に軸のあるアドレスから左ひざと左肩が初動し体幹の右回旋からトップへ。
左サイドの上半身がトップで残ったまま、下半身は左ひざから切り返しの状態になり(上半身と下半身の切り離し)、次第に右サイドが動いていきます。左足の軸が決まり地面からの反力を得ることができた瞬間から、体幹は加速を増してもとに巻き戻される動きを始めます。
左腕が地面と平行になった頃から右上半身がパワーを出し始め、インパクト直前にやっと右手がクラブとボールを押すように動きます」
(実際には両腕の意識はあまりありません)
最終段階で「インパクトの直前から右手を押す」というイメージが正しくキネティックチェーンが行われた指標のひとつになると思います。ただし、「右手を押す」であって、決してインパクトで「右手のコックを戻す」や「スナップ」ではありません。圧力でスイングするイメージです。

つまり、体の左サイドから始まったスイングが切り返しを経て、インパクトで最終的に体の右サイドのパワーを使う動きへと変換されていく一連の動作がキネティックチェーンが正しく行われる順番です。
この間の途中で力の入れる順番が違ってしまうとチェーンが切れた動きになり、効率が悪い動作になります
このように、スクエアスイングでは「体の左サイドから右サイドへ」パワーが連鎖していくのですが、突出した力を入れる瞬間を作らないイメージのほうがうまく動けるでしょう。一連の動作として何度も素振りをする事が大切です。

インパクトで起こる最もパワーの出る状態は・・・d0133145_15325455.jpg
左足は地面の反力を得て上に伸び上がりつつ腰は左回旋しています。
左肩は上昇しながら左に回旋しています。
右上腕から右肘は スキャプラプレーン上にあり、肘は少し曲がった状態から伸びる動きの途中です。
④右手首はインパクトの直前から直後に伸ばされる(手で押す)ようにクラブを動かします。
 

 「インパクトの動きを求めてスイングの全ての動作が存在する」
と言っても過言ではありません。
インパクトでの動きを考えると、アドレスとインパクトが非常に近いスクエアアドレスから
効率的なキネティックチェーンを起こすためには
インパクトの逆の動きからスタートすればいい」わけです。(左足は伸び、左肩は上昇)
★つまり、スクエアアドレスからのスタートは左重心で圧力のかかった左サイドの「左膝を曲げつつ、左肩を下げる動作」が正解です。
スタック&チルトを含む左一軸打法も同じ動きになると思います。
いつも言いますが 「モリを突く動作」で確認してください。

(但し、動作の各ポイントでのオーバードゥはいけません
スイングの始動動作やインパクトでのスキャプラプレーンに右肘が入っていく動きで、確認動作と実際の動きは違います。あくまで流れの中でスイングして下さい。)

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★スクエアスイングの始動
左膝を曲げる
左肩を下げる



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(下左)
藤田寛之選手をはじめとする4スタンス理論のB型のスイングは右サイドに運動軸のある右一軸打法と考えられ、右サイドの動きでインパクトを考える必要があります。
インパクトでは右膝は伸ばされるように前に出ていき右肩は振り上げたトップから振り下ろすように下げてくる動きになります。
そうなると、スタートは「右膝を曲げ、右肩を上げる」事でスムーズな始動ができるはずです。
このインパクトはミンディ・ブレイク氏の「未来のゴルフ」のインパクトに似ています。


二軸打法ではその中間といったところでしょうか。右、左に重心を揺らしながらアドレスし、始動するのが動きやすいと思います。




(藤田寛之選手のインパクト)


スクエアアドレスからの始動は「左膝を曲げつつ、左肩を下げる動き」。
後の動作は「モリを突く動作」をイメージして体の動かし方を何度も練習して下さい。

また、アドレスからインパクトの姿勢を取ってみて、その後、アドレスに戻りスイングをスタートさせる事も練習で取り入れて見て下さい。
これは、「傾斜地からのスクエアスイング」でお話しますが、非常に実戦的な練習になると思います。
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スクエアアドレス
スクエアグリップ から準備) (股関節から前傾) (頭を残して左へ平行移動) (インパクト)
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by s-onisi-seikotuin | 2013-01-24 22:51 | スクエアスイング | Comments(0)  

パターのイップスについて

明けましておめでとうございます!
マニアックなブログではありますが、今年も宜しくお願い致します。

またまた、マニアックな話題から!
パターのイップスはなぜ起こるのでしょうか?

イップスは特に緊張した場面で起こります。
猫背の姿勢でパターを吊るように持ち、肩に力の入っている人にイップスは多いのです。

例えば猫背の姿勢でパソコンのキーボードを打つ姿勢をして、そのまま身体を起こしてやると肩の筋肉(僧坊筋)が緊張しているのがわかります。これは筋肉(僧坊筋、上腕三頭筋などのアウターマッスル)で支えている姿勢です。
次にお尻を突き出した正座のような姿勢を取ってキーボードに向かうと自然に肩の緊張が取れてくるのがわかります。この時、姿勢を維持するインナーマッスルの部分の脊柱起立筋は緊張していますが、肩は本来の「骨格で支える姿勢」になり、肩周りの筋肉は緊張していません
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これをパッティング動作に当てはめると、猫背で構えている時点で「筋肉で支える姿勢」だとわかります。
筋肉で支えていると筋肉の緊張の度合いに合わせていろいろな方向に身体(肩、腕)が動くのでなめらかなストロークができなくなります。特に緊張した場面ではなおさらです。これがイップスの正体です。
また順手でグリップしていると左肩が上がります。つまり左の肩の筋肉(僧坊筋)が緊張しやすい姿勢だといえます。これをクロスハンドでグリップしてやると左の肩の緊張が取れ「骨格で支える姿勢」が確保しやすくなります。左肩の筋緊張は、すぐになめらかなストロークの障害になるのですが、それをクロスハンドの姿勢で防止していることになるのです。
長尺パターになるともっとわかりやすくなります。長尺パターで猫背の姿勢はほとんどなくなります。肩周りの筋肉の緊張がなくなり、「骨格で支える姿勢」が取れるためにスムーズなストロークが可能です。

イップスに陥った選手がクロスハンドや長尺パターに変えて復活するのは、このような姿勢の問題が解決するのが大きな原因だと思います。
肩周りの緊張を取る姿勢を確保してやればイップスの選手も順手でパッティングしてもスムーズにストロークできるようになります。
パターの前に一度深呼吸をして、肩の緊張を取ってやるのもいい方法だと思います。
このように 「筋肉で支える」か「骨格で支える」か、で運動動作のパフォーマンスに大きく影響してきます

具体的なパターのスクエアアドレスは次回アップします。

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失礼ですが、左の写真のこの方はパターのヘッドうんぬんの前に、肩の緊張を取るべきかと思います。(あ、すいません!)

by s-onisi-seikotuin | 2013-01-03 17:26 | スクエアスイング | Comments(0)