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キネティックチェーンとスクエアスイング №5

⑤アームラインの出番は最後

アームラインは4つ
①ディープフロントアームライン 小胸筋、上腕二頭筋、~母指球筋
②スーパーフィシャルフロントアームライン 大胸筋、広背筋、~手根屈筋群
③ディープバックアームライン 菱形筋、肩甲挙筋、腱板筋、上腕三頭筋、~小指球筋
④スーパーフィシャルバックアームライン 僧帽筋、三角筋~手根伸筋群

いよいよ器用な肩、胸、上腕から前腕、手の筋肉の出番です。
ほぼアウターマッスルなので、自分の意志と筋肉の動きが合致しやすく、身体の動きを止めて胸、上腕、前腕、肩甲骨周りだけでもスイング出来てしまうので、良いような悪いような筋群です。

また、脚から始まった、キネティックチェーンの最後を飾り、インパクトで芯を食ってボールが飛んでいった時の最高の感触を味わわせてくれるのもこの筋群です。

特に左僧坊筋、三角筋、腱板筋、上腕三頭筋、前腕伸筋から手の内在筋がインパクトで活躍します。
右は、大胸筋、広背筋、大円筋、上腕二頭筋、前腕屈筋から手の内在筋がインパクトの後、もう一押しを頑張ってくれます。
インパクトの後に「右手で押した」感覚が残れば、最高のインパクトイメージになります。

この最終場面の為に脚から体幹の筋群がパワーを引き出してくれたわけで、その動きが欠けていると、マックスのパワーと正確性はボールに伝わりません

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下半身のバンプ動作の後、一瞬遅れて左サイドのアームラインが伸張反射を起こします
これがトップでの「間」になります。
それに合わせて「打ちに行く」という随意運動を起こせば、自然に上半身はパワーを発揮していきます。身体の動きたい流れにまかせる感覚、どのように身体を使いたいかという意志が合致すれば正しい動きを得る事ができます。
但し、それには自分の意志と飛んでいくボールが合うように沢山の練習していく必要は当然あります。

タイガー選手のインパクトの直前写真(上から3つ目)では左の僧坊筋、三角筋から外側の腕にかけて伸張反射後の筋収縮が起こっています。右サイドも大胸筋から上腕二頭筋、前腕屈筋が「スキャプラプレーン」上で重いものを押すような動きで左サイドと連動しています。
以前に「左手を消す」「右手主導」というブログをアップをしましたが、この写真を見る限り、右サイドで重いものを押している感じが良く出ています。
実際のスイングで右サイドのパワーを発揮させるのは、このあたりからインパクト直後まで・・ということになります。右サイドのアームラインもこのあたりからマックスに働く感じでちょうどです。
左サイドのキネティックチェーンが右サイドのキネティックチェーンに受け渡しされる瞬間と言えるでしょう。
トップからいきなり右サイドやアームラインを意識したり、力を入れると、正しくキネティックチェーンの鎖はつながらなくなる(途切れてしまう)ので注意です。
「トップ→バンプ動作→切り返しは左サイド→右サイドにキネティックチェーンの受け渡し」 が自然に起こるように動作をすると、手や上腕には力感があまり感じられません。
テイクバック、トップ、切り返し付近では肩甲骨周りから上腕、前腕、手の内在筋には出来るだけ力を入れない意識が大切です。
トップで手や腕を高く上げる必要もありません。コッキングや身体、クラブの誘導に必要な筋力は入れておかないとスイングできませんが・・・。


スイング中にこんなに「手や上腕の力を入れなくていいの?」という動きが正しい運動動作です。
これを極めると、「ホームランを打つときに力感が無い」のと同じように「力を入れた感覚が無いのに飛ぶ」という事が実感できるはずです。

スクエアスイングのテイクバックは「左膝を曲げる」「左肩を下げる」で体幹の捻転を引き起こすように動かしていきます。
では手(上腕、前腕)はどうすれば・・・「出来るだけ力を抜いてテイクバックする」が結論です。
特にインパクト直前で力を発揮するまで意識しないほうが自然に動けます。
左の僧坊筋、三角筋、腱板筋、上腕三頭筋、前腕伸筋、右は、大胸筋、広背筋、大円筋、上腕二頭筋、前腕屈筋からグリップする手の内在筋は特に力を入れないことです。
何度も言いますが「左サイドを消す」ようにテイクバックして下さい。
あえて言うなら、右手のグリップのトリガー部分「親指、人差し指、中指」と「小指」で「テイクバックの右サイドの動きをリードする」くらいで充分だと考えます。
スクエアアドレスをしてターゲットを意識し、いざスイング・・・という時に軽く深呼吸して左肩の力を抜きます。それからテイクバック中も肩から腕の力を抜いたつもりで動作する。

右手のグリップのトリガー部分「親指、人差し指、中指」「小指」
なぜ?・・・ディープバックアームライン、スーパーフィシャルバックアームラインが関わるのがヒントです。

また、大きすぎるテイクバックやトップはキネティックチェーンがつながりにくくなります。
「こんなに手や腕を意識しないの?」という動きが必要です。

肩や腕の力を抜いたトップから脚や体幹を使った動作で力を発揮するようにすれば、コントロールとパワーの両方がバランス良く確保できるスクエアスイングが確保できるはずです

スクエアスイングの基本動作が確保できれば、ボールコントロールは「イメージ」で可能です。
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by s-onisi-seikotuin | 2014-02-22 20:58 | スクエアスイング | Comments(2)  

キネティックチェーンとスクエアスイング №4

④ファンクショナルライン・・・体幹のパワー

バックファンクショナルライン・・・広背筋、仙骨筋膜、大殿筋、外側広筋、膝蓋下腱
フロントファンクショナルライン・・大胸筋、腹直筋、長内転筋


これらは、長内転筋を除いてアウターの筋群になります。

スポーツ時などに四肢を安定させ、バランスを保ったり、反対側の筋との相互作用でパワーを上げる働きをします。
「スパイラルライン」や「ラテラルライン」と協同して色々な運動動作に関わってきます。
「スパイラルライン」に比べて筋肉が太く、アウターの筋肉群なので意識して使いやすいことと、より力強いパワー系に働くのが特徴です。
また、運動時には体幹をクロスに働く事が多いのも大切な要素です。

石川遼選手のトップからダウンスイングにかけて、身体の前面では右の大胸筋から腹直筋を通って左の長内転筋までが伸張反射で収縮していく様子がわかります。
身体の後面では、タイガー選手の左の広背筋から仙骨、右の大殿筋を通って、右の外側広筋から膝裏へと伸張反射は連動していきます。
d0133145_21592912.jpgテイクバックで左上腕が伸び肩甲骨が引き延ばされるのと同時に、右脚では右膝が伸び、ハムストリングスと共に大腿広筋が伸張されています。
ゴルフ練習の後に、右の太股の後ろ側が張った感じがしている人は、それが正しく行われているという事になるでしょうね。右下の上田桃子選手の画像も同じ事を示唆しています。野球のピッチング動作やテニスのサービスも同じです。
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注意しなければいけないことは、これらの伸張反射は
「キネティックチェーンによって切り返し以降連動して起こっていく」
事が前提だということです。例えば、右の大胸筋は意識して動かしやすいですが、大胸筋だけを取り出して意識して使うと、キネティックチェーンが大胸筋で途切れてしまいます
練習時に意識はするが、動き始めたら流れにまかせるのが最善です。
このことは次の「アームライン」で特に大切になってきます。
「アームライン」は肩から上腕、前腕ですが、非常に意識して使いやすい筋肉です。
「腕を突く」「右脚の前にクラブを振り下ろす」「両手をインパクトで返す」等々の強調したアドバイスはキネティックチェーンの鎖を断ち切る危険性をはらんだものだと言うことを忘れてはいけません。

よく、私はパワーをマックスに出すために「う~」とうなってスイングしたりしますが、腹直筋を緊張させて、体幹を安定させつつ、「ファンクショナルライン」を使っていると考えられます。
ハンマー投げややり投げで投げる際に大声を出すのも同じ理屈ですね。
ゴルフではマナー上よくないのかも・・・です。

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by s-onisi-seikotuin | 2014-02-15 20:05 | スクエアスイング | Comments(2)  

キネティックチェーンとスクエアスイング №3

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③「スパイラルライン」・・・体幹回旋時の安定

頭、頚板状筋、大、小菱形筋、前鋸筋、外、内腹斜筋、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、前脛骨筋、長腓骨筋、大腿二頭筋、仙結節靱帯、仙腰筋膜、脊柱起立筋

身体を二重ラセン状に取り巻いているスパイラルラインは脊柱起立筋を除き上半身は主にインナーマッスルの筋群です。
アドレス時の静的な安定よりもテイクバックから始まる体幹のひねり動作時の安定に関わっています。
例えば、テイクバック時に頭を動かさないで身体を右に回旋した場合を考えます。
(股関節、膝屈曲時)
左の頭、頚板状筋は収縮、反対側(右)の菱形筋までが収縮(右上腕の屈曲に対応して)します。
これが、身体の後面の筋肉の動き。
体の前面は・・・
右前鋸筋からつながる右外腹斜筋から、反対の左の内腹斜筋までは伸張し、反対側が収縮してバランスを取ります。
つまり、身体の前面は左下から右上まで斜めに伸張、背面は右下から左上までが伸張し、テイクバック以降の伸張反射で巻き戻しのパワーを発揮していきます。

骨盤から下の下半身は上半身とは逆の動きになります。
左の内腹斜筋からの流れは続き、左大腿筋膜張筋、左腸脛靱帯、左前脛骨筋、左長腓骨筋は伸長します。
右側は逆の事が起こり、収縮して身体が右に流れないように働きます。
このようにして体幹のひねり動作のバランスを取り、中心軸の安定に働くという訳です。
もちろん、この動きは腰反射や連合反応に関わっていると考えられます。

左サイドの脚は屈曲(部分的に収縮)、右サイドの脚は伸展(伸張性収縮)し、右サイドへの身体の流れを止める作用を起こします。
ここからバンプ動作という両膝の平行移動が起こり、左サイドに運動軸が出来てから、今度は左脚が伸び上がる動作を始めインパクトを迎えます
バンプ動作の意味はキネティックチェーンの始動と共に、左脚サイドを一旦収縮させた後に、伸張性収縮で左サイドに壁を作るという意味もあります。
左脚はインパクト直前から伸び上がる動きになりますが、この前の動きはジャンプする時の「膝屈曲→膝伸展でジャンプ」と同じ動作になります。
この動きは股関節からの前傾による姿勢と膝の屈曲がキーポイントになります。

また、バンプ動作によって、左の軸が固定され股関節が右回旋を始めた後に、、下半身からのキネティックチェーンは、左の内腹斜筋、右外腹斜筋から右前鋸筋へと伸長反射を起こし、上半身のトップを切ってパワーを発揮していきます。
左右の大腿二頭筋は脚の後ろ側のバランスに、脊柱起立筋はねじられながらも中心軸を保つ作用に貢献しています。
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今までお話した、アドレス、テイクバック、トップまでの体幹の動き、バンプ動作の後の切り返しから体幹の巻き戻しに関わる筋群。
これに次回お話する体幹のアウター筋群「ファンクショナルライン」を加えて、スクエアスイングのメインエンジンとなります。

最後に一番力感の感じられる肩から上腕、前腕の筋群「アームライン」がインパクト付近で働くことでキネティックチェーンは完結します。


緊張性腰反射(Tonic lumbar reflex)・・・股関節から上の回旋
上半身を回旋すると、回旋側上肢で屈曲・下肢伸展、反対側で上肢伸展・下肢屈曲する。
(テイクバック時には右腕は屈曲、右脚は伸展 左腕は伸展、左脚は屈曲)
☆連合反応・・・一肢の筋群から起きて他肢の筋群に作用する緊張性反射のこと。
人間のもつ両手、両足の対称的、反対称的な連動した動きを誘導する。  
対側性連合反応
上肢:対称性(上肢片側屈曲でもう一方も屈曲)・・・初心者の動き
      (上肢片側伸展でもう一方も伸展)・・・両肘を伸ばしたままでテイクバック
下肢:内外転・内外旋については対称性、屈伸については相反性



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by s-onisi-seikotuin | 2014-02-08 19:57 | スクエアスイング | Comments(7)  

キネティックチェーンとスクエアスイング №2

②アドレスを支える筋肉は?

アドレスと運動中の姿勢制御に関わる筋肉と筋膜組織は主に「スーパーフィシャルバックライン」「ラテラルライン」「ディープフロントライン」「スーパーフィシャルフロントライン下部」と「スパイラルライン」
いずれも「コア」という表現で呼ばれる筋肉が中心で身体のバランスに深く関わる筋肉群です。
特徴として、自分では力を入れている感覚(筋肉の収縮)を感じにくい筋群です。
「骨格で支える」→力感が感じられないが、しっかり支えている状態です。

「スーパーフィシャルバックライン」は足底筋膜、腓腹筋、ヒラメ筋、ハムストリングス、脊柱起立筋、後頭下筋から頭皮

「ラテラルライン」は頭板状筋、胸鎖乳突筋、外、内肋間筋、、外腹斜筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、腓骨筋

「ディープフロントライン」は頚長筋、頭長筋、腸腰筋、大、小内転筋、後脛骨筋、長し屈筋,長拇し屈筋

「スーパーフィシャルフロントライン下部」は大腿四頭筋、短、長し伸筋、前脛骨筋

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左がアドレス、右がインパクトです。






スクエアアドレスではセットの時に膝と腰を打球線方向に平行移動します。
このことで身体の両サイドは弓なりになります。
左サイドの「ラテラルライン」が伸び、右サイドのラテラルラインは短縮しています。
インパクトの際に起こることがアドレスで再現されています。このことで、引き延ばされて緊張している左サイドの「ラテラルライン」の筋肉はこの位置に戻りやすくなります。いつも言っているように、アドレスがプレインパクトに近くなっていることに注目して下さい。
左一軸スイングの特徴でもある「左サイドの壁」はアドレスの時に筋肉に刷り込まれます

次に、アドレスからテイクバックで左膝を曲げ、左肩を下げると「ラテラルライン」は捻られながら、左右が逆転し左が短縮、右が伸ばされます。伸ばされた右サイドの「ラテラルライン」はトップからインパクトにかけて伸張反射によりパワーを得る動きになります。
右の外腹斜筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、腓骨筋あたりがパワーの一環を担うのですが、どちらかというと「下半身の安定」や「姿勢を元に戻す」ことが大きな役目だと考えられます。
左のラテラルラインは、インパクトからフィニッシュにかけて、伸張性に収縮することで、いわゆる左の壁として機能し軸のブレを防ぐ役目を果たします。

テイクバック時や切り返しからインパクトにかけて左右の頭のブレを押さえるのが頸部の深部筋と頭板状筋、胸鎖乳突筋です。テイクバックでは主に左の頭板状筋、胸鎖乳突筋が緊張して頭を固定し、切り返しからインパクトにかけては右の頭板状筋、胸鎖乳突筋が緊張して頭を固定します。これらが「ラテラルライン」の役目、姿勢制御です。

「スーパーフィシャルバックライン」「ディープフロントライン」「スーパーフィシャルフロントライン下部」もやはりスイング中の前後左右の姿勢制御に関わります。

前回お話した、膝と股関節の屈曲によるスクエアアドレスをすることで膝から下は姿勢制御に働き、膝から上、股関節を中心に体幹が回旋する事がメインエンジンとして機能します。

「ディープフロントライン」は身体のセンター軸がゆがまないように姿勢を保つ働きが重要な役目となります。
腸腰筋、大、小内転筋は股関節の回旋に関わり、テイクバックや切り返しの際に下半身を誘導する動きから、キネティックチェーンの初動にも深く関わります
「スーパーフィシャルバックライン」も姿勢制御が主な役目ですが、右サイドの足底筋膜、ひふく筋、ヒラメ筋、ハムストリングスは切り返しの動作の一つとしてパワーのきっかけになります。
この動き(股関節の腸腰筋の働きも同時)をきっかけにキネティックチェーンが動き始めます

また、「スーパーフィシャルフロントライン下部」の大腿四頭筋、前脛骨筋、短、長し屈筋はバンプ動作の直後から左の下半身の壁として機能し伸び上がり動作を加えて、パワーの一環を担うという「パワー系」の働きの初動をします。
今日はここまで!
これを読みこなす方は少ないでしょうね。書いている私ですら疲れますもん。


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by s-onisi-seikotuin | 2014-02-01 21:30 | スクエアスイング | Comments(2)