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ガチンコ勉強会に黒船来襲!

今年最後のガチンコ勉強会を開催しました。

ファシアのブログで有名なイギリス在住のK先生が参加されることになり、今までに増して緊張感漂う勉強会になりました。
私は前回の柔道整復手技勉強会に次いでの再会でしたが、いつも参加される大阪の二人の先生方は仕事で参加できず、悔しい思いをされたことと思います。

しかし、今回、K先生を慕って、九州と名古屋からも日帰り日程で初参加された先生もおられました。
その心意気には頭が下がります。

K先生の実際の手技を体験することが出来た上に、様々なタイプの手技を実践してもらったり、お話を聞くことができ非常に勉強になりました。
「手技の圧」や「ファシアの感じ方」など体感しないとわからないことが実体験できるわけですからこれ以上の伝え方はないと思います。
K先生も、持っているものをガチンコで私たちに伝えようとされているのがひしひしと感じられました。

何をお話になったかはこのブログでは控えさせていただきますが、先生の本音トークから見えてくるものが私の感じていたものに近かったのには驚きました。

局所治療だけにとらわれず、患者さんの症状の根本原因まで探っていく努力、見抜く力を養っていってこそ最終的な治癒に至ることが出来るのだと考えます。
これは簡単なようで奥の深い「治療技術の一つ」です。

また、私が以前から感じていた事
「この施術さえすれば全ての症状を治せる」
という考え方では
「治療の迷路」に入ってしまうんです。

人間の体は線で引けるような単純なものではありません。

体中を「ファシアという膜構造で覆われた複雑な構造物」だと知るだけで、施術の奥の深さを感じる必要が生じます。

だから常に「もっと良い施術を考える」努力が必要だということです。


二回お会いした印象やブログの内容を見て、K先生は、ほんとに勉強熱心で治療の知識や手技の追求を怠らない先生だと感じています。

遠いイギリス在住ということもあってやりとりも限られますが、今後も交流を深めたい先生です。

体調も悪い中、ガチンコ勉強会に来ていただき感謝しています。

参加された先生方からもお礼のメールが届きました。
「今までで最高の勉強会」というお褒めの言葉もいただきました。

またの再会を楽しみに、そして私たちも成長を止めることなくがんばります。

鍼灸マッサージ師のためのファシア考察


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by s-onisi-seikotuin | 2014-12-30 22:12 | 治療 | Comments(0)  

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を知らないと・・・

最近来られた患者さんの症状から思う事です。

1か月前に長時間ドライブで助手席に座り続けて、帰宅後に右の股関節が痛みだし、翌朝には歩くのもつらいほどになったそうです。
そのまま整形外科を受診され、レントゲン上異常なしで、痛み止めの薬だけを処方されました。
翌日はさらに痛みが強くなり、有名な総合病院の整形外科をセカンドオピニオンで受診、後日MRIを撮ることにして松葉杖を借りて帰られました。

1週間後にMRIを撮り、診断までの2週間は痛み止めのみで生活され、仕事も年末まで休まざるを得ない状態で過ごされました。

2週間後の診断は「何人かの先生にも相談しましたが、股関節もその周囲もMRIでは問題はなく、原因はわかりません」との返事でした。

その後、わらをもつかむ思いで当院を来院され、涙を浮かべながら現状を私に訴えられました。

お話を聞き、発生機序と身体を調べた結果、その患者さんの症状はMPS(筋筋膜性疼痛症候群)だと判断しました。
(この症状は長時間のドライブで運転席以外での乗車で起こることがあります)

右の腸腰筋と内転筋群の筋膜性の症状で、1か月後も変わらぬ受傷時の痛みに加え、体をかばう痛みが重なり、右足での荷重は難しい状態でした。
以前のブログにもアップしたいわゆる「五十股」とも呼ばれるものです。

施術には手技とアキュスコープを使いましたが、痛みが軽減し、直後に右足荷重で歩けるようになっていました。
次の日の施術で、普通に歩けるようになり、日常生活も普通にできるようになりました。

私は、患者さんの痛みを取った施術を自慢しているわけではありません

MPS研究会に入会されている先生方、「ガチンコ勉強会」の先生方、ファシアのK先生、うちのスタッフ・・・などMPS(筋筋膜性疼痛症候群)を知っている施術者であれば、いとも簡単に同様のことができると思います。
「どんな施術をするか」ではなく、「MPSを知っているかどうか」が治せるかどうかの線引きになるということです。



後日、患者さんが松葉杖を返しに、総合病院に行かれました。
私が患者さんのために書いた
「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)の症状で、どことどこの筋の問題だった」
というメモをその先生にお見せするとともに、2回の施術で普通に歩けるようになった事を伝えたそうです。

先生の回答は
「MPSなんて症状は聞いたことがありません。今後はその専門の治療所で診てもらってください」
・・・でした。

一日何人のMPS(筋筋膜性疼痛症候群)症状の患者さんが、その病院を訪れているのかを考えると心が痛みます。

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を知らないですむ時代が一刻も早く終わる事を願うとともに、私にも一層の努力が必要なことを痛感しています。

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by s-onisi-seikotuin | 2014-12-14 21:04 | 治療 | Comments(3)