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魂の叫び!

いつかは、書かなければと思っていた内容です。

今は、柔道整復師の学校が乱立し、「柔道整復師」の資格も簡単に取れるようになってしまいました。

以前は・・・(15年以上前)
柔道整復師の学校も少なく、柔道整復師になりたくてもなれない時代がありました。

柔道整復師の学校に入るのに、治療未経験の時から整骨院の先生の助手として働き、その先生に学校を紹介してもらわないと専門学校の入学を門前払いされていました。(いわゆるコネがないと・・ですね)
給料はお小遣い程度だった学校の同級生もいました。
たとえ、先生に紹介してもらっても入学の際に多額の寄付金が必要で、まずは鍼灸師の資格を3年で取り、その後、柔整師の資格を取得するという事が普通でした。


寄付金を払わないで、柔道整復師の専門学校に入学するためには、非常に難易度の高い試験(落とすための試験?)に合格し、学力で認められる方法が一つ。
もう一つは、併設の鍼灸学校で首席卒業、それに準ずる成績上位の者が寄付金除外の対象でした。

柔道整復師の資格が「特権階級」であった時代です。
「専門学校に入るための予備校」なんてものが存在し、私も働きながら、半年間受講しました。

私は一校で不合格でしたが、その後、もう一つ受験した学校でかろうじて合格し、幸いにも浪人せずに入学できました。

今では柔道整復師の専門学校は、高校卒業後の進路の一つとしての「専門学校」へと変化しています。
人の健康、時には人の命に関わるような業務であるにもかかわらず、「資格」がとれるから・・・という理由で簡単に選ばれる「進路」「一つの専門学校」になっているのに疑問も感じます。

それでは、昔のような制度がよかったか?
と言われれば「それも違う」と思います。

医療分野で、医師とは違った方法で、患者さんの健康のために尽くしたいと思っている人達に門戸を開いておく事も必要ですし

医療に携わる人間が、最低限知っておかねばならない勉強を3年間で学ぶ必要も当然あると思うからです。


私が入学した専門学校でも「こんな子が人の健康を預かるの?」といった人間もいましたが、卒業し、実務をし、その重さを知った者でないと続けていけないと思います。


私も、3年間は専門学校の勉強と仕事の両立、、卒業後、仕事と整骨院修行を1年くらいやってから開業する・・・というような、今考えれば無茶な計画を立てました。

学生時代は、治療所で患者さんを相手にする経験もなく「今できること・・座学・学校の実技・・しかできない」訳ですから、非常にあせりもありました。
実際、実技ではよく先生に怒られました。

そのころ、営業や配達の仕事中に、街の整骨院の前を通るたびに「いつかこんな治療所」で頑張れるからと焦る気持ちを抑えていたことを覚えています。
治療所で働きながら学校に来ている同級生を羨ましく思ったこともたびたびありました。

ただ、その抑えられた気持ちがあったからこそ、週末に「見学」させて貰える整骨院では必死で勉強しましたし、卒業後に研修させてもらった治療所でも担当できた患者さんに対して夢中で施術しました。

自分の治療所を開院したときも、最初は本当に未熟でしたが、患者さんに対しては誠心誠意の施術をやったつもりです。

誠心誠意やったからそれで良いのではないのですが、当時から、技術、知識の研鑽は怠ることはなかったと思っています。
それが当然だと思うからです。

今も、完成された施術、知識量だとは思っていませんが、研鑽は怠っていないと断言できます。


現在、日本では学力、偏差値がトップクラスの人でないと医師になれません。

看護士を目指す看護学校での勉強も本当に厳しく、途中で諦める人も少なくありません。

人の命を預かる「医療業務」はそれだけ責任があり、能力も必要だということです。

我々、一般の人間が「医療」という仕事に携わるのであれば、その事に気づくべきです。

医師に追いつき追い越すくらいの努力をするのは当たり前だと思わないと、患者さんに対して失礼です。


少数の人間が利権を思うように使えた時代はとっくに終わっています。

柔道整復師が健康保険を使えない時代も来るかもしれません。

ある意味自分たちの責任でもあるわけです。

しかし、そんな時代だからこそ、柔道整復術の優秀さを、患者さん、その他の治療家、医師、そして保険者にも知ってもらう必要があると思います。

たかが、柔道整復師ですが、腕のある施術家がやっている事は患者さんにとって非常に有益な施術であることも間違いない事です。

患者さんや世間に対して、施術結果を残す事で認めてもらうことが最優先でしょう。

そのための努力をするのに迷うことはないと思います。

毎日のように

技術を磨くことです。
知識を得る努力を継続することです。
まだまだ、その先の施術があるからです。

うちの治療所のスタッフも、暇な時間帯には解剖学の本を読んでいますし、治療に関わる議論もします。

スタッフが考えた手技方法を、私が使うこともあります。

今では、10年前の開業当時のやり方は少なくなっています。

良いと思うものは取り入れ、進化していく事が大切だと思うからです。

基本的な治療に関する考え方は押さえておく必要はありますが、今後も、よりよい施術方法に変わっていくことでしょう。

そうすることで、これから柔道整復師の業務をしようと頑張っている後進にも道を残していく事ができると思います。


また、柔道整復師の過酷な業務に対して、あまりにも診療報酬が低い現状も改善していく必要もあると思います。
これは、一人の柔道整復師の力では難しいことですが。

私の歳になると、一日の施術が終わると自分の体がつらいです。

いつまでやっていけるのかちょっと不安な毎日です。

いよいよ今週末には、ファシアのK先生、ガチンコ勉強会の先生方、遠方からの先生方を交えて「エコー」を使った勉強会を開催します。

どんな勉強会になるのかが楽しみです。
また、それを患者さんに還元できるようにしないといけませんね!


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by s-onisi-seikotuin | 2015-12-24 00:03 | 治療 | Comments(2)  

MPSを知らないと №2

土曜日からちょっと風邪気味で、はやく寝たいのですが、書かずにおられない事がありました。

週末はゴルフ練習やラウンドで、ブログもゴルフネタが多いと揶揄されています。

それでも、時々(?)治療ネタもあるんですが。

練習場でも知り合いが増え、私の事を柔道整復師と知っている方も増えてきました。

今日、ある知り合いの方が

「最近首が痛くて、左を向くと痛い。腕もしびれが出てきたから、整形に行ったよ」

「なんて言われました?」

「レントゲンで首の骨の間が狭くなっていて、首の神経を圧迫しているからと言われた」

「どんな治療を受けました?」

「湿布と痛み止め。治らないから、自分で首の筋肉を鍛えようと思ってる」

「???」です。

ある程度の年齢になると誰でも背中が曲がってきたり、身長が低くなるので「首の骨の間」が狭くなるのは当たり前です。

なぜ、この1ヶ月の間に首の痛みやしびれが出てきたのかの説明にもなっていません。

「しびれ」=「神経の圧迫」???
最近のMPS研究会でも神経周囲のファシアが痛みやしびれに関係あるのでは?
と議論が盛んです。

私も「坐骨神経様症状」の一つに坐骨神経周囲のファシアが絡んでいると思っていますし、そこをターゲットにする手技で成果を上げています。

しかし

何でもかんでも「骨の間の狭さ」と「圧迫された神経」のせいにされたのでは患者さんがかわいそうです。


そこで、その場で椅子に座ってもらい、座位のまま、手技をしました。

1分間、軽く手技をしただけで、痛みが緩和し、首も左に向けるようになりました。

しびれはその時には無かったのですが、触った首の感触から「MPS」であるのはわかりました。

その後、自分で出来るケアの方法を教えて帰って来ました。

その方はゴルフ練習を再開され、「痛くない」のを不思議に思われていました。

「首の筋肉を鍛える」なんてもってのほかです。

もちろん、お金もいただいていません。

MPSを知って貰えるだけで充分です。


そうそう、「筋膜性疼痛症候群」というより「ファシア性疼痛症候群」の方がぴったりですね。


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by s-onisi-seikotuin | 2015-12-06 23:24 | 治療 | Comments(0)