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ガチンコ勉強会の意味

ガチンコ勉強会の意味についてお話します。

以下は以前のブログ投稿で・・治療手技とFascia(ファシア)と 治療手技とFascia(ファシア)続編に載せた内容の抜粋です。

①自分の施術の手から漏れる患者さんや難治性症状についての悩みを話し合う場になりました。
「これさえやれば全ての症状が良くなる」なんて治療メニューは存在しませんし、それを謳っている「手技療法」等は信頼できません。
治療家は常に自分の施術に悩んでいて当然で、悩まなくなったらおしまいだと思います。
それを当然と思っている4人が「こんな症状もあんな症状も治せます」という自慢話ではなく、毎日患者さんの症状と格闘していく中での「真の悩み」を討論し、意見を述べ合うとても濃い内容のものでした。

②A先生は「こういう意図でこの部分にアプローチする」という説明をし、私は「本音で鍼の施術感想を述べる」というスタンスでお互いのイメージと感想を述べ合う「ガチンコ」施術です。

これが「ガチンコ勉強会」の真骨頂だと思っています。

飛び抜けた才能のある一部の先生方を除いて、多くの先生方は、毎日の施術に悩んでいて当然だと思います。
また、自分の施術はどこまで「患者さんに効いているのか?」という悩みも。

患者さんに施術後、「どうですか?」と問いかけても、先生の前で「もう一つです」とは言われないでしょう?(多くの人が集まるセミナーでも同じことです)

自分の施術に対する本音の答えが聞きたいし、他のアプローチならどうなるのかを知りたいと思うのは私一人ではなかったということです。

そういう主旨の勉強会に賛同する先生方が少しずつ増えてきて「核」となり現在に至っています。

プロの施術家に施術して、プロの意見、感想を聞く。
その施術の意味を説明した上で、施術の効果や感想を聞く。
それで効かなかったら、他の先生が別のアプローチをしてみる。

だから、熱のこもった勉強会になるんです。

一つの症状を改善するのに色々なアプローチがあります。
手技一つをとってみても、たくさんの手技があり、それぞれに効果があるのも事実です。
手技でなくても、鍼灸、物療器などの別のアプローチでも効果が出ます。

その効果はいったい何に作用して起こっているのか・・・はいまだ推測の域を出ていないのが現状です。
いわゆる「エビデンス」が無い、「エビデンス」を取る方法が見つからない・・・ということが非常に多いです。

筋、骨格系の治療に関しては、まだまだ未知の領域であり「謎だらけ」が現状でしょう。

また、「局所」を診るのか「遠隔」「体全体」から診るのかという議論もありますが、私はどちらも必要だと思っています。

例えば、よじれた紐があったとして、よじれた部分が痛みの原因部位だとして考えます。

よじれに直接アプローチしてよじれを開放し、発痛物質を除去する鎮痛方法がひとつ。
開放によって組織の治癒機序も働き、正常に戻っていくという「局所」療法。

また、よじれた紐を「遠隔」から刺激を与えることによってよじれをほどく方法もあります。

手技、物療器、鍼灸での遠隔からのアプローチでも鎮痛効果がみられるからです。
この場合は、よじれ部分のポリモーダル受容器への作用が、より強く働いている可能性が高いように思います。

私が使う、アキュスコープを使った施術での鎮痛効果は、組織そのものの変化よりも、ポリモーダル受容器への作用が強く感じられます。
アキュスコープだけで鎮痛効果があることを日常的に目にすることで、そういう考えが発想できるからです。

ただ、これは私の推論でしかなく、施術者によって、色んな意見があると思います。

いつも感じるのは、いろいろなアプローチによって、症状の改善がみられるという「事実」に対する驚きです。
「エビデンス」の取りようのない、たくさんの施術で症状の改善がみられることに、筋骨格系症状の奥深さを感じます。
それでも、難渋する症状はあり、事実、困っている患者さんはおられます。

だからこそ、「ガチンコ勉強会」での議論は必要だし、他の勉強会等での知識の習得は大切だと思います。

以前の記事に・・・
・・・もう少しやり方を煮詰めて、「施術に悩んでいる先生方なら誰でも大歓迎」という形の「勉強会」になれば良いかな・・・と思っています。・・・
・・・と語っていました。

それも少し実現できたかもしれません。

最近は、有名な先生方の参加や、遠くから来られる先生方も増えましたが、初期の「勉強会の意味」を忘れないように、今後も開催していきたいと考えています。




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千の「手技」「アプローチ法」を使って、患者さんの症状を改善したいと考えている私にとって、「千手観音」様は究極の理想です。











現在、Fascia「ファシア」についての理解は治療家の間でもごく限られた人にしか知られていません
しかし、これを知ると多くの「治療の謎」「症状の謎」が理解できるようになります。
今後、MPS治療と合わせて、多くの治療家のスタンダードになることを期待します。
以下、それに関する二つの情報を挙げておきます。
多くの治療家に見て頂きたい内容です。

東大阪 長田 おおにし整骨院

東大阪 長田 おおにし整骨院ホームページ へ

Myorub概論
Fascia research 日本語字幕版

MPS研究会へ
整骨院へ行こう推進委員会ホームページへ

by s-onisi-seikotuin | 2016-03-21 21:36 | 治療 | Comments(0)