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MPS(筋膜性疼痛症候群)への施術

MPS(筋膜性疼痛症候群)とは筋肉や筋膜、ファシアなどの異常や炎症で筋、骨格系を中心に痛みが生じる症状です


レントゲンや、CT、MRIなどでは鑑別することができないのでやっかいです。

「異常」を発見できないことが、MPS症状を発生させる要因となり、治療が手遅れとなった場合は長期かつ深刻な症状になるリスクを持っています。

MPS(筋膜性疼痛症候群)は、まだ世間ではあまり知られてはいません。
それが、患者さんの不利益となり、問題を非常に大きくしています。

しかし、筋、骨格系の症状、特に痛みやしびれを伴う症状のほとんどはこれだと考えても間違いではないほど一般的なものだと考えられます。

座骨神経痛脊柱管狭さく症ヘルニアが原因と言われる腰や首の痛みと関連痛,

ほとんどの変形性膝関節症の痛み、
ぎっくり腰寝違い、
股関節の痛み、首の痛み、肩の痛み、足の痛み、臀部痛,

頸肩腕症候群胸郭出口症候群,

テニス肘、ゴルフ肘、ムチウチ症状、ギブス除去後の患部の痛み,

頭痛手や足のしびれ(多くの手根管症候群、足根管症候群)歩行時痛、

・・・・あるいは、耳鳴り突発性難聴めまい目の痛み
はたまた、胃や内臓だと思っている痛みなどもその可能性がある症状の一つです。

原因は、骨折、捻挫、脱臼、打撲、肉離れなどの直接的なもの
それらの後遺症としてだけでなく
長時間の固定、手術後の傷、持続的な不良姿勢や自律神経失調
繰り返される外力による体のストレス、筋肉の持続的緊張(むくみ?)
などが考えられます。


また、トリガーポイントと呼ばれる真犯人の部位から、ファシアや筋膜、神経周膜などを伝って広範囲の部位にしびれや痛みを飛ばすことも非常に多くみられます
この場合は痛みの出ている部位だけではなく、真犯人を施術しないと完全治癒には至りません

では、MPS(筋膜性疼痛症候群)への施術はどのように行えばいいのでしょうか?

現在では、いろいろな施術が行われるようになりました。


MPS研究会では

医師はエコーを使って、原因部位に生理食塩水を注射する施術
鍼灸師は鍼などによる施術
柔整師は手技や電気治療器による施術

が一般的です。


そして

おおにし整骨院でのMPS(筋膜性疼痛症候群)に対する施術

大まかに6つのアプローチを考えています。

①ファシアの癒着部位(水分の少ないゾル状部位)に水分を満たせるように施術し、発痛物質を洗い流し、滑走を改善、自己治癒力を活性化することで組織を正常に戻すきっかけを作る
*ミオラブやある種の手技による刺激
*ハイチャージ(EMS)による筋肉刺激で周辺組織を機械的に動かす

②筋肉、腱の持続的な緊張状態を解放し、正常化させることで鎮痛、神経筋促通を図る
*筋の短縮位がキーポイント?(カウンターストレイン)
*肩の手技の時などに感じる、ある角度での筋ケイレンに対して、筋緊張を押さえる刺激を与えることで改善
*遠隔から、ある手技での刺激
*アキュスコープ、マイオパルスなどの微弱電流治療

③ポリモーダル受容器他、固有受容器そのものにアプローチし、その興奮を正常化させることで鎮痛を図る
*固有受容器に対する刺激手技
*アキュスコープ、マイオパルスなどの微弱電流治療

④関節周囲のファシア異常(ズレ)をもとにもどし、①②③の正常化に効果的な環境を作る
*捻挫時の関節に対する整復動作
*関節付近のファシア、固有受容器を正常に戻すことによるテンセグリティの回復

⑤慢性化した疼痛に対しては患者の呪縛を取る、大脳の記憶を消す等のアドバイス
*患者さんにとっては「怖い病名」からくる、必要以上の「安静状況」を改善し、積極的に自己治癒力を増強できる環境を作る
*「痛み」を消していく治療を継続し、「大脳」から少しずつ消去していく努力をいろいろなアプローチで行う

⑥疼痛緩和姿勢、継続した不良姿勢からくる、筋緊張や血流不足、ファシアのゆがみによるアンバランスを整え、関連痛等を取っていく
*痛みの波及部位への施術、逆に波及部位から原因部位への刺激施術
*不良姿勢へのアプローチ手技
*ファシアの変化には持続的な力(物理的、時間)が必要
*生活指導、スポーツ時の姿勢指導

いずれにしても、症状が早期のうちに、軽症のうちに「痛み」や「原因」を取ってしまうことです。

心当たりのある方は、実際に「施術」をうけていただくのが一番だと思います。




施術料は、捻挫、骨折、脱臼、打撲、肉離れなどの症状については健康保険適応ですが、

そのほかの症状につきましては「自費施術料金」になります。

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鍼灸マッサージ師のためのファシア考察
Myorub概論
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by s-onisi-seikotuin | 2016-10-10 17:31 | 治療 | Comments(2)  

MPSを知らないと №2

土曜日からちょっと風邪気味で、はやく寝たいのですが、書かずにおられない事がありました。

週末はゴルフ練習やラウンドで、ブログもゴルフネタが多いと揶揄されています。

それでも、時々(?)治療ネタもあるんですが。

練習場でも知り合いが増え、私の事を柔道整復師と知っている方も増えてきました。

今日、ある知り合いの方が

「最近首が痛くて、左を向くと痛い。腕もしびれが出てきたから、整形に行ったよ」

「なんて言われました?」

「レントゲンで首の骨の間が狭くなっていて、首の神経を圧迫しているからと言われた」

「どんな治療を受けました?」

「湿布と痛み止め。治らないから、自分で首の筋肉を鍛えようと思ってる」

「???」です。

ある程度の年齢になると誰でも背中が曲がってきたり、身長が低くなるので「首の骨の間」が狭くなるのは当たり前です。

なぜ、この1ヶ月の間に首の痛みやしびれが出てきたのかの説明にもなっていません。

「しびれ」=「神経の圧迫」???
最近のMPS研究会でも神経周囲のファシアが痛みやしびれに関係あるのでは?
と議論が盛んです。

私も「坐骨神経様症状」の一つに坐骨神経周囲のファシアが絡んでいると思っていますし、そこをターゲットにする手技で成果を上げています。

しかし

何でもかんでも「骨の間の狭さ」と「圧迫された神経」のせいにされたのでは患者さんがかわいそうです。


そこで、その場で椅子に座ってもらい、座位のまま、手技をしました。

1分間、軽く手技をしただけで、痛みが緩和し、首も左に向けるようになりました。

しびれはその時には無かったのですが、触った首の感触から「MPS」であるのはわかりました。

その後、自分で出来るケアの方法を教えて帰って来ました。

その方はゴルフ練習を再開され、「痛くない」のを不思議に思われていました。

「首の筋肉を鍛える」なんてもってのほかです。

もちろん、お金もいただいていません。

MPSを知って貰えるだけで充分です。


そうそう、「筋膜性疼痛症候群」というより「ファシア性疼痛症候群」の方がぴったりですね。


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by s-onisi-seikotuin | 2015-12-06 23:24 | 治療 | Comments(0)  

頚肩腕症候群もMPS(筋膜性疼痛症候群)

「じっとしていても首はもちろん、腕や前腕まで非常に強い痛みやしびれが走る」「首を後ろに反らせるともっと強く症状がでる」こんな症状を頚肩腕症候群と言います。

デスクワークが長い人や、長時間本を読む習慣のある人によく見られます。
電話の受話器を首と肩の間にはさんで仕事をする人にも多く見られます。
軽症の場合はいわゆる「肩こり」かと思わせる症状なんですが・・・

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悪化してくると、負担のかかった時に、上図の赤い部分に強い痛み、しびれが現れるようになり、さらに進行すると安静にしている時にも生じるようになります。

この症状の原因は、首・肩の筋肉のMPS(筋筋膜性疼痛症候群)です。

デスクワークや長時間、本を読む人は同じ姿勢で首や肩の筋肉が固定されます。
この間、首・肩の筋肉が緊張した状態となり、そのためMPSを発症しやすくなるのです。
頸部や肩甲骨、上腕、前腕にある筋肉や筋膜が原因で、脳や頸部の神経がおかしいのではありません

これも軽症の間に治療を行えば、すぐに症状は改善されますが、痛みを常に感じるような状態のなってしまっていると、症状の改善に1~3週間程度を要します。

ヘルニアと頚肩腕症候群

首のヘルニアと診断された方も、上の図を見て自分の症状と似ていると思いませんでしたか?
しかし、ヘルニアが原因では上記の症状は出ません

ヘルニアなどが神経を圧迫した場合の症状は、「筋力低下」「感覚の麻痺」です。
握力が急に落ちた(痛みが原因ではなく)とか自分でも解る手の感覚の異常感がそれです。
しかし、多くの場合、ヘルニア由来の「筋力低下」や「感覚の麻痺」はほとんどありません。
ほとんどはMPSによる頚肩腕症候群で悩まれているのです。

医療従事者でも「感覚の麻痺」と「しびれ」を一緒にしがちです。
簡単にいうと、物を触っても全く凹凸がわからない場合などが「感覚の麻痺」。指先などがピリピリするような状態が「しびれ」です。「しびれ」は痛みの軽いものと考えられます。

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を考えてこの症状にアプローチすれば、「しびれ」は大きく変化します。
頚肩腕症候群もハイチャージとアキュスコープを併用することにより改善されます。

どんな症状もそうですが、急性期(痛みが出た初期の間)に正しい治療すると短期間で治りますし、慢性化しにくくなります
できるだけ早期の治療をおすすめします。

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(注)アキュスコープは自費治療になります。
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by s-onisi-seikotuin | 2014-01-18 19:02 | 治療 | Comments(0)  

「すべり症」の患者さんからいただいたコメント

7月より当院に通われている患者さんがエキテンの当院サイトにコメントを載せて下さいました。

20数年前にひどい腰痛で受診され、レントゲン上から「腰椎すべり症」の診断を受けて以来ずっと腰をかばって生活されてきた患者さんです。
「腰椎すべり症」であることで、脊髄を圧迫し痛みが再発するのではないかと常に心配し続けて生活されて来られました。
今回受診された時は、いわゆる「坐骨神経痛」症状でした。
初回、腰部を手技しようとすると大変怖がっておられました。
すべり症があるため腰部を圧迫されると神経も圧迫され、以前の痛みが再発すると思われていたからです。
実際には「すべり症」「ヘルニア」「腰椎分離症」「脊柱管狭窄症」などがあっても激しい手技さえしなければ、腰部を圧迫手技することは全く心配ありません。
患者さんの坐骨神経痛の原因は腰部と殿筋からくるMPS(筋、筋膜性疼痛症候群)だからです!

患者さんにお話とご説明をしつつ、ハイチャージ、アキュスコープ、手技による施術によって痛みを改善していく中で、少しずつ私の考え方を理解していただき、今では普通の方と同じように施術してもまかせていただけるようになりました。
今では、痛みも改善し、患者さん自身のお体も見違えるように変化しています。

以下、患者さんのコメントです。

空さんより

腰痛への考え方、付き合い方がかわりました。
私と腰痛は20年以上の付き合い。
その間、腰痛=神経を圧迫しての痛み!と信じ、重い物は持たない!動くとズレル?からスポーツはしない!そんな日々の中で子育てをし、大学生になる娘は一度も抱き上げるということをしてあげないまま成長しました。
そんなにまでに、かばってきた腰が…おおにし整骨院との出会いで大きく変わりました。
正直、20年以上かかりつけた接骨院からの転院はものすごく不安で怖くて、またあの激しい痛みに襲われのでわないかと…でも、違ったんです!院長先生と話していくなかで、私の考え方が間違っていたことがわかりました。何より通院をはじめて数週間で楽になっていく腰が間違いに気づかせてくれました。
信頼できる先生との出会いに、本当に感謝しています。
そして私のような不幸な日々を過ごす人が少しでも減るように、ドクターをはじめ医療にたずさわる方々の新しい考え方、そして考え方が今一度見直されことを願います。
おおにし先生、これからも先生の考え方を多くの方に広め、救ってあげて下さい。




ご返事コメント

空さん、コメントをありがとうございました。

空さんと同じように診断された「病名」におびえて、こわごわ生活されている方は多いと思います。
今の診断方法の見直しは必要ですが、まだまだ、一般に広がっていないのが現状です。
「腰痛の8割が原因不明」とテレビで放映されているくらいですから・・・

微力ですがMPS等の普及と一人でも多くの悩める患者さんを痛みから解放できるようにに努めていくつもりです。
今後ともよろしくお願いします。


実際に症状とは関係のない病名をつけられて悩まれている患者さんが非常に多いことに驚かされます。

まだまだ、頑張らねば・・・と思います。



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by s-onisi-seikotuin | 2013-08-18 20:37 | 治療 | Comments(2)