スポーツと小脳(練習の意味)

無意識の動きは小脳が記憶する!

娘がピアノを弾くのですが(学生)、右手と左手は旋律もリズムも違うし、鍵盤も見ていないのに正確に指をヒットさせます。(私には永遠に不可能な動作です (^^;) )

どんな感じで弾いているのか尋ねたところ、メロディを思い浮かべながら片方の手を動かし、もう片方は勝手に動く感じ・・・だそうです。
もっと上達すれば、頭の譜面を浮かべるだけで、手の動きはほとんど無意識にできるようになるらしいのです。曲のイメージや雰囲気を表現するにはそのくらい手の動きが無意識で動かないとダメなんでしょうね。
意識したイメージやメロディを思い浮かべることは「大脳」で行なわれ、無意識での手の動きは「小脳」で行なわれていると考えられます。

ピアノでもスポーツでも練習もしないでいきなり体が無意識に動けるわけではありません。
大脳を使って何度も体を動かす(練習を積む)ことによって小脳がその「運動パターン」を記憶し、無意識で体を動かすことができるようになるのです。
初心者の動きはぎこちないですが、練習で筋肉の効率的な動きを少しずつ覚えていくことによって次第になめらかな動作になっていきます。それが小脳に記憶させること、意識して動かす部分を減らしていくことです。

上級者ほどスポーツの時に意識する部分が少なくなり、イメージを浮かべるだけで動くことができたり、とっさの動きができるので、「周囲の状況」や「読み」、「ゲームメイク」などに気持ちを割くことができます。
小脳の記憶力の差が一流選手と一般の私たちのレベルの差になっているというお話もあります。

「何のために練習するのか」の答えは「大脳」に頼って動くことから、できるだけ無意識に動けるように「小脳」に動きを記憶させるためなんですよね。
残念ながら、どんな人でも練習しないで上手くなるなんて事は無いと思ってください。

こつこつと「正しい動作」「効率の良い動作」を練習すればチェックポイントも少なくてすみます。
また、全体練習と部分練習を組み合わせること、同時に実戦をイメージしながらのものであれば質の高い練習になり、小脳に記憶させるとともに、大脳と小脳の連携もスムーズになると思われます。

★ゴルフでも「基本の動きを小脳に記憶」させ、チェックポイントを少なくすること。
コースでの様々な応用は「大脳によるイメージ」に任せられる・・というのが理想ですね。
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by s-onisi-seikotuin | 2012-12-02 19:23 | スポーツ | Comments(0)  

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