キネティックチェーンとスクエアスイング №2

②アドレスを支える筋肉は?

アドレスと運動中の姿勢制御に関わる筋肉と筋膜組織は主に「スーパーフィシャルバックライン」「ラテラルライン」「ディープフロントライン」「スーパーフィシャルフロントライン下部」と「スパイラルライン」
いずれも「コア」という表現で呼ばれる筋肉が中心で身体のバランスに深く関わる筋肉群です。
特徴として、自分では力を入れている感覚(筋肉の収縮)を感じにくい筋群です。
「骨格で支える」→力感が感じられないが、しっかり支えている状態です。

「スーパーフィシャルバックライン」は足底筋膜、腓腹筋、ヒラメ筋、ハムストリングス、脊柱起立筋、後頭下筋から頭皮

「ラテラルライン」は頭板状筋、胸鎖乳突筋、外、内肋間筋、、外腹斜筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、腓骨筋

「ディープフロントライン」は頚長筋、頭長筋、腸腰筋、大、小内転筋、後脛骨筋、長し屈筋,長拇し屈筋

「スーパーフィシャルフロントライン下部」は大腿四頭筋、短、長し伸筋、前脛骨筋

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左がアドレス、右がインパクトです。






スクエアアドレスではセットの時に膝と腰を打球線方向に平行移動します。
このことで身体の両サイドは弓なりになります。
左サイドの「ラテラルライン」が伸び、右サイドのラテラルラインは短縮しています。
インパクトの際に起こることがアドレスで再現されています。このことで、引き延ばされて緊張している左サイドの「ラテラルライン」の筋肉はこの位置に戻りやすくなります。いつも言っているように、アドレスがプレインパクトに近くなっていることに注目して下さい。
左一軸スイングの特徴でもある「左サイドの壁」はアドレスの時に筋肉に刷り込まれます

次に、アドレスからテイクバックで左膝を曲げ、左肩を下げると「ラテラルライン」は捻られながら、左右が逆転し左が短縮、右が伸ばされます。伸ばされた右サイドの「ラテラルライン」はトップからインパクトにかけて伸張反射によりパワーを得る動きになります。
右の外腹斜筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、腓骨筋あたりがパワーの一環を担うのですが、どちらかというと「下半身の安定」や「姿勢を元に戻す」ことが大きな役目だと考えられます。
左のラテラルラインは、インパクトからフィニッシュにかけて、伸張性に収縮することで、いわゆる左の壁として機能し軸のブレを防ぐ役目を果たします。

テイクバック時や切り返しからインパクトにかけて左右の頭のブレを押さえるのが頸部の深部筋と頭板状筋、胸鎖乳突筋です。テイクバックでは主に左の頭板状筋、胸鎖乳突筋が緊張して頭を固定し、切り返しからインパクトにかけては右の頭板状筋、胸鎖乳突筋が緊張して頭を固定します。これらが「ラテラルライン」の役目、姿勢制御です。

「スーパーフィシャルバックライン」「ディープフロントライン」「スーパーフィシャルフロントライン下部」もやはりスイング中の前後左右の姿勢制御に関わります。

前回お話した、膝と股関節の屈曲によるスクエアアドレスをすることで膝から下は姿勢制御に働き、膝から上、股関節を中心に体幹が回旋する事がメインエンジンとして機能します。

「ディープフロントライン」は身体のセンター軸がゆがまないように姿勢を保つ働きが重要な役目となります。
腸腰筋、大、小内転筋は股関節の回旋に関わり、テイクバックや切り返しの際に下半身を誘導する動きから、キネティックチェーンの初動にも深く関わります
「スーパーフィシャルバックライン」も姿勢制御が主な役目ですが、右サイドの足底筋膜、ひふく筋、ヒラメ筋、ハムストリングスは切り返しの動作の一つとしてパワーのきっかけになります。
この動き(股関節の腸腰筋の働きも同時)をきっかけにキネティックチェーンが動き始めます

また、「スーパーフィシャルフロントライン下部」の大腿四頭筋、前脛骨筋、短、長し屈筋はバンプ動作の直後から左の下半身の壁として機能し伸び上がり動作を加えて、パワーの一環を担うという「パワー系」の働きの初動をします。
今日はここまで!
これを読みこなす方は少ないでしょうね。書いている私ですら疲れますもん。


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コメント頂いた かずくんさんのブログ
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by s-onisi-seikotuin | 2014-02-01 21:30 | スクエアスイング | Comments(2)  

Commented by かずくん at 2014-02-02 19:07 x
こんばんは。

これは、またまたマニアックですね!!
それで自分の場合ですが、ハーフフォローで体の一部がスムーズに動かないのです。
写真の説明でその原因が良く分かりました。

右側の腸骨と腰椎の付け根あたりの動きが悪いのです。縮めるようなストレッチでは痛みがでてしまうので。
左腸骨の外側も伸ばすと痛いです。

でも、ここ3ヶ月ほど集中的にマッサージしはじめたら痛みが軽減してきました。
それでもストレッチできるほどではないですが。

なんとかして、その筋肉を使える状態にしないと明るい未来はなさそうですね。
怪我の防止とスイングレベル向上に向けて、頑張ります!!


Commented by s-onisi-seikotuin at 2014-02-02 20:01
かずくんさん、こんばんは!

よくまあこのマニアックな内容にコメントされましたね。さすがです!

筋肉は左が伸び、右が縮むのですが、股関節との絡みで動くのであって、腰椎と骨盤は固定しています。
骨盤を前傾させるアドレスをとるのはそういうことの防止です。
腰椎を丸めるアドレスに注意ですね。

頑張ってください!

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