インパクトのイメージとスキャプラプレーン
2012年 09月 30日




ゴルフやテニス、野球などの球技ではインパクトのイメージが欠かせません。
以前、私はテニスのレッスンをしていた事がありますが、インパクトを意識してもらうために、何か「重いものを押す」ことで身体の使い方をイメージしてもらいました。
ラケットの面でボールかごを押す。机を押す。引き戸を開ける。等々
ここでスキャプラプレーンを覚えてもらいます。
ゴルフではクラブをアドレスの状態にセットした後で、重いものを押すようにしてインパクトのイメージを作るのもいい練習です。
アドレスの時と違って(写真左がアドレス、右がインパクト)
下半身は左へ回旋しています。頭の位置はそのままですが、両手によるハンドファーストはより強調されています。両肩はややオープンになっていますが、腰ほど回旋していません。(下半身からのパワーの伝達が行われ、体幹が回旋している状態)
下半身からのパワーが最大限にクラブに伝わって、なお加速している状態が効率の良いインパクトだといえます。
このインパクトの為にアドレスやテイクバック存在しますが、インパクトまでに力を使い果たしてしまう方が多いですよね。
ここで・・・右上腕はと言うと・・・
アドレスの時より遅れて動いてくる分、右にずれているのが正しい位置になります。
この位置が以前から私の言う「スキャプラプレーン」です。(簡単に言うと右脇腹の位置)
スイング動作ではスキャプラプレーン上で前腕の回外から回内と肘の屈曲から伸展運動が同時に起こります。
Z打法などで「右手を空手のように突いていけ」等といいますが、スキャプラプレーン上での右手の動作を強調したものだと考えられます。
でも、ここだけを強調しても他の動作が正しくなければ意味はないんですけどね。
ゴルフでは、インパクトのイメージがわからない方が多く見受けられます。
「クラブを振る」事ばかりに気を使っておられるので、ボールに当てる事は上達しますが、
身体の効率的な使い方ができない方が大半です。もっとインパクトイメージを持たれることが上達の秘訣ですし、インパクトに非常に近いアドレスをされることも必要かと考えます。
「頚反射」
スタック&チルトの本で「ボールをよく見るために頭を下向きにして構える」というのがあります。
私も少し猫背気味なのでそんな感じになってしまいがちですが、人間の持っている「頚反射」という自然に起こる反射を利用するのであれば、顎は上げてアドレスしたほうがいいですよ。
体幹(両肩でもいいです)に対して、左に頭が向く動きで、頚反射が起これば上半身に「左手は伸展、右手は屈曲、その上、背筋が緊張し軸が保ちやすくなる」が自然に起こり、テイクバックが大きく、スムースにできるようになります。
ちなみに下半身の反射は二通りあります。
人間の身体の持つ「姿勢反射」を最大限利用する・・・というのは「スクエアスイング」の重要なキーワードなんです。
まずは、「頚反射」から!
・・・ホンマにマニアックになってきたかなあ・・・わかってもらえるかなあ・・・不安・・・
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▲ by s-onisi-seikotuin | 2012-09-30 15:31 | スポーツ | Comments(0)