スクエアアドレスとスクエアスイング(基本編) Ⅱ
2013年 02月 23日








左の股関節に重心の乗ったアドレスから頭を上下左右に動かさないで、体幹を回旋させトップまで持って行くにはこの方法しかないと思います。
できるだけ、頭の位置を変えないで、身体の中心軸の移動も少なくしてスイングの力を貯めるにはこの動作がベストです。
頭を動かさないで身体を回旋させる動きを何度も練習していると、ゴルフのスイングと同じであることが理解できるようになるでしょう。
☆「左股関節にある重心を意識しつつ、左膝を前に出しながら、左肩を下げるとともに右股関節を後ろに引く」
そんな感じで動作をすれば、頭は固定されたまま、左右の膝も流れないでテイクバックできると思います。
☆「左右の膝を左に動かし重心移動しつつ、左右の足を地面に押さえつけながら右肘を身体につけ右サイドを下に押していく」
これがトップからインパクトまでの身体の使い方かな?
「スクエアアドレス」と「モリを突く動作」の二つを練習すれば、左足重心のスクエアスイングを体感できると思います。。
スクエアスイングでのキネティックチェーン
「左足に軸のあるアドレスから左ひざと左肩が初動し体幹の右回旋からトップへ。
左サイドの上半身がトップで残ったまま、下半身は左ひざから切り返しの状態になり(上半身と下半身の切り離し)、次第に右サイドが動いていきます。左足の軸が決まり地面からの反力を得ることができた瞬間から、体幹は加速を増してもとに巻き戻される動きを始めます。
左腕が地面と平行になった頃から右上半身がパワーを出し始め、インパクト直前にやっと右手がクラブとボールを押すように動きます」(実際には両腕の意識はあまりありません)
圧力でスイングするイメージが大切です。
この間の途中で力の入れる順番が違ってしまうとチェーンが切れた動きになり、効率が悪い動作になります。
スクエアスイングでは「体の左サイドから右サイドへ」パワーが連鎖していくのですが、突出した力を入れる瞬間を作らないイメージのほうがうまく動けるでしょう。一連の動作として何度も素振りをする事が大切です。
インパクトで起こる最もパワーの出る状態は・・・

①左足は地面の反力を得て上に伸び上がりつつ腰は左回旋しています。
②左肩は上昇しながら左に回旋しています。
③右上腕から右肘は スキャプラプレーン上にあり、肘は少し曲がった状態から伸びる動きの途中です。
④右手首はインパクトの直前から直後に伸ばされる(手で押す)ようにクラブを動かします。
「インパクトの動きを求めてスイングの全ての動作が存在する」と言っても過言ではありません。
インパクトでの動きを考えると、効率的なキネティックチェーンを起こすためには
「インパクトの逆の動きからスタートすればいい」わけです。(左足は伸び、左肩は上昇)
★つまり、スクエアアドレスからのスタートは左重心で圧力のかかった左サイドの「左膝を曲げつつ、左肩を下げる動作」が正解です。
スタック&チルトを含む左一軸打法も同じ動きになると思います。
いつも言いますが 「モリを突く動作」で確認してください。

★スクエアスイングの始動
左膝を曲げる
左肩を下げる


スクエアアドレスは「筋肉でなく、骨格で支える」という大前提で、両手、グリップ、肩、腰、膝が体のストレスなくターゲットに構えられるように考えたポスチャーです!
体のゆがみを取る。
体のストレスを取る。
アドレスとインパクトが近い。
左足に運動軸を持つアドレスが出来る。
いつも同じようにアドレスが出来る。
傾斜地でも同じシステムでセット出来る。
体をシンプルにリピータブルに動かして、同時にマックスのパワーを得ることが出来る。
等々のメリットを持つアドレスだと思っていますが・・・
一つだけウイークポイントがあります。
・・・それは「左肩が右肩より上がっていること」です。
スクエアアドレスの「左肩が上がっている」はパターのイップスでお話したように、「左肩に力が入りやすい」というデメリットが存在するのです。
「左手を消す」「右手主導」のイメージに近いフィーリングが大切です。
アドレスしたら、深呼吸して「左肩の力を抜くこと」・・・「左手を消す」事を心がけます。
そうすることで、頸部と肩をつなぐ筋肉の緊張が取れ、連動して動くことがなくなり、頚反射も起こりやすくなります。
このことがゆっくり大きなテイクバックからのバックスイングの動きを可能にします。
左手を消した上で、左半身から動きます。
「左肩を下げ、左膝を曲げる」始動でテイクバックをはじめて下さい。
インパクトで右上腕がスキャプラプレーンに入る動きは「投げる」「打つ」などのスイングする運動動作で共通で、この位置に右上腕が入ることが、最も効率の良いスイングが出来ている証になります。
但し「意識してスキャプラプレーンに入れる」ものではありません。意識の中にあって、且つ自然に入るものだと理解して下さい。
「モリを突く動作」でもスキャプラプレーンに入る瞬間があるはずです。
スクエアアドレスで構えたら、「左手を消す」をイメージしてスイングして下さい。

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▲ by s-onisi-seikotuin | 2013-02-23 19:31 | スクエアスイング | Comments(2)